南アW杯R16パラグアイ戦PK負けは、高地でボールが浮いたのが「運命の分かれ目」だった【松井大輔が激白】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月8日 9時26分
そう語る松井は引退後に横浜FC、浦和レッズで育成年代を定期的に教える立場になった。指導者目線で見ると、今の日本サッカー界はサイドアタッカーの宝庫という。
「三笘や伊東純也(スタッド・ランス)はもちろんのこと、パリ五輪世代にも横浜FC時代の後輩の斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)やJ1で売り出し中の平河悠(町田)のようなタレントがいる。光毅の僚友の三戸舜介もいいですね。彼を見ていると三浦淳寛さん(サッカー指導者・元神戸スポーツダイレクター)のようなシュートの蹴り方をする。センスがあると思います。そういう人材をうまく生かして、強い日本をつくっていければ理想的。僕も貢献していきたいと思います」
自身の代表経験を最大限に還元する覚悟を口にし、南アW杯16強入りの原動力を「泥くさく勝ちを追求し続けたこと」であると言い切った。
(取材・構成=元川悦子/サッカージャーナリスト)
▽松井大輔(まつい・だいすけ)1981年5月11日、京都府生まれ。43歳。2000年に鹿児島実業高からJ京都入り。フランスのルマンを皮切りに6カ国.13クラブを渡り歩いた。YSCC横浜ではフットサルチームにも所属してFリーグに出場。「二刀流」をこなした。04年アテネ五輪出場。10年南アフリカW杯ベスト16。24年4月から横浜FC、浦和の育成部門でコーチを務める。
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