大谷と由伸がヤンキース3連戦でブチ当たる「最高勝率の戦力」「壮絶ブーイング」「死球禍」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月9日 15時10分
大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports
大谷翔平(29)と山本由伸(25)のドジャースは日本時間8日から敵地ニューヨークでヤンキースと3連戦。
ド軍同様、巨大戦力を擁するヤンキースは目下8連勝中で、勝率.703(45勝19敗)は同.698とナ・リーグトップのフィリーズを抑えて30球団トップだ。
投手陣は先発、リリーフともに安定しており、昨季のア・リーグのサイ・ヤング賞でエース右腕のゲリット・コールを右肘の不調で欠きながら、チーム防御率2.82はメジャー1位。打線も好調で、メジャー最多の21本塁打をマークしているアーロン・ジャッジ、今オフのFA交渉で「大谷の総額7億ドル(1000億円超)のプロスポーツ史上最高額を更新するのでは」ともいわれるフアン・ソト(打率.318)の2人がチームを牽引している。
東西の老舗で人気を二分する球団同士のヤンキースタジアムでの対戦は2016年以来8年ぶりであり、全米の注目を集めているが、大谷、由伸はシビアな環境でのプレーを強いられる。
2人はポスティングシステムを使ってメジャー移籍する際、揃ってヤンキースを袖にした。大谷はエンゼルスでプレーした昨季まで、ジャッジとMVPや本塁打争いを繰り広げ、ニューヨークのファンから激しいブーイングを浴びたこともあった。相手ファンの重圧もあってか、大谷は対ヤンキース戦で9本塁打ながら、打率.218、ヤンキースタジアムに限れば.130と苦手にしている。
由伸も昨オフの交渉で条件のつり上げにヤンキースを利用しただけに、ヤ軍ファンの反感を買ったのは想像に難くない。
大谷はヤンキースファンからの容赦ないブーイングに加え、グラウンドでは相手からの厳しいプレッシャーにもさらされる。
ブレーブス・オズナ(18本)に次いでナ・リーグ2位の15本塁打を放っており、相手バッテリーから厳しい攻めに遭うのは当然。ただでさえ、ヤ軍投手陣はトレビーノ捕手の強気な配球もあって総死球35個はメジャー3位タイだ。フリーマン、スミスと強打者が続くだけに、大谷にぶつけるのは得策ではないとはいえ、ヤ軍投手陣から徹底した内角攻め、時にはブラッシュボールもありそうだ。
さて、怒声を浴びる中、由伸はマウンドに上がり、大谷も出場した。
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