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歌手・市川由紀乃さんは2年連続紅白出場と海外公演が夢「今年80歳になる母を連れて行きたい」【死ぬまでにやりたいこれだけのこと】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月10日 9時26分

 この時は紅白歌合戦3年連続の出場がかなうかどうかというタイミングでした。それはかないませんでしたが、気持ちを切り替えてハワイに行くことになりました。チケットは売り切れ、すごいお客さまの数でした。その時に、ハワイには演歌や歌謡曲が好きな方が多いんだなと改めて思うことができたんです。

 お客さまの反応も違いましたね。日本なら曲の一番が終わるとワーッと拍手してくださいますが、ハワイでは歌い終わるまでジッと聴いて、歌のストーリーを噛みしめ、終わった瞬間に割れんばかりの拍手をくださる。お国柄の違いですが、あまりの反響にゾクゾクしましたね。ひばりさんの曲だったこともあって、とくにみなさんが受け入れてくれた気もします。

 この時は思い出が2つあります。一つはセンターの前にはエルビス・プレスリーの銅像があってその前で写真を撮ったこと。それからリハーサルが終わって休憩時間に近くのスーパーに買い物に行った時のこと。ハワイ在住の60代くらいのご夫婦が「市川さんですか」と声をかけてくださったんです。まさか外国の地で私を知っている人がいるなんてありえないことと思っていたので、すごくうれしかった。その場で一緒に写真を撮ったりしてはしゃいじゃいましたね。今度はぜひ、母親も連れて行き、ハワイで親孝行がしたいです。

やりたいと思ったことを言葉にする

 最近、実感しているのは自分がやりたいと思ったことを言葉にしたら実現できるかもしれないということです。なので、やりたいことは言葉にするようにしています。そうすると私自身もそうするために動くようになるし、責任があるから努力するようにもなりますからね。周りの人も力を貸してあげようと動いてくれるようになる。思っているだけじゃダメ。海外公演もそれです。

 そう思えるようになったのは一つの成功体験がきっかけです(笑)。2年前に初めて新喜劇の舞台に立つことができました。その前に、吉本新喜劇のみなさんとなんばグランド花月で共演できたらいいなと言い続けていました。川畑泰史さんや座長になられた吉田裕さん、浅香あき恵さんらみなさんと連絡先を交換して親しくさせていただき、コロナ明け前、22年に実現しました。去年は「あき恵ちゃん祭り」という公演にも声をかけていただき、ゲスト出演しました。

 新喜劇ってすごいんですよ。初日は火曜日で新しい演目が始まるのですが、ほとんど稽古をしないんです。その前の公演が終わるのが前日の月曜です。その公演後にみんなで台本の読み合わせ、1回くらい立ち稽古をしたら、初日の本番みたいな感じです。そして本番をやっている中でセリフをカットしたり、アドリブを入れたりして面白い形ができていくのが新喜劇なんですね。

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