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大里桃子は「聖地」でひと皮むけるか…3年ぶり3勝目で全英女子の切符ゲットの大金星

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月10日 9時26分

大里桃子は「聖地」でひと皮むけるか…3年ぶり3勝目で全英女子の切符ゲットの大金星

ツアー3勝目を挙げた大里桃子(右)/(C)日刊ゲンダイ

 何を持って帰るかだ。

 宮里藍 サントリーレディス最終日(兵庫・六甲国際GC=6526ヤード・パー72)。首位に1打差の通算7アンダー2位タイからスタートした大里桃子(25)が67で回り、通算12アンダーで3年ぶりとなるツアー3勝目を挙げた。

 今大会の優勝で、8月22日に開幕するセントアンドルーズ・オールドコースの全英女子オープンの出場権を得たが、問題は初の海外メジャー挑戦で何を学んでくるかだろう。

 セントアンドルーズは世界のゴルファーが憧れる「聖地」だ。「だから今年の大会は絶対に出たい」という選手が多かったという。物見遊山とは言わないまでも、テレビでしか見たことがない有名コースだから行ってみたいという程度の気持ちで全英切符を狙っていた選手もいたはずだ。

「それでは出場する意味がない」と、ある大会関係者がこう言う。

「先日の全米女子オープンが初の海外挑戦だった神谷そらは通算14オーバーとボロボロで予選落ちしたが、ドライバー飛距離260ヤードと国内では屈指の飛ばし屋でも向こうでは平均的な飛距離ということがわかり、週末の観戦ではバンカーの避け方などのコースマネージメントに注目していたという。パー3では国内ではほとんど握らないユーティリティ(UT)を使わされ、他の選手はUTが8番アイアンくらいの精度があることにも驚いていた。神谷は将来、米女子ツアー参戦を視野に入れている。現在の実力や足りないことがわかったことで、練習の方法や量も変わるはずです」

 大里は初優勝した2018年からイップスに苦しみ、21年に2勝目を挙げたものの、その後は身体を痛めたりして今季のシード権を失った。

「苦しんだ末の3勝目だが、この先も、たまに優勝を狙うのか、常に上位を争える選手になるのか、米女子ツアーを目指すのか、自分の目指すべき道がはっきりすれば、聖地へ向かう意識も変わるでしょう」(前出・関係者)

 例え予選落ちしても、たくさんの「土産」を持ち帰ることができるか。

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