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巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月10日 9時26分

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今季初黒星の菅野(左)と3タコに終わった4番の岡本(C)日刊ゲンダイ

 文字通り、一矢を報いるのが精一杯だった。

 昨9日のオリックス戦に1-4で敗れて、今季3度目の同一カード3連敗を喫した巨人。初戦で東、2戦目で斎藤を打ちあぐねた打線は、この日も育成出身で一軍初登板初先発の5年目左腕・佐藤一磨(23)に5回を無得点に封じられた。六回に2番手の鈴木博から坂本の犠飛で1点を返したものの、結局、奪った得点はこれだけ。オリックスの投手陣に9回4安打に抑えられ、3試合連続ゼロ封負けを免れるのがやっとだった。

「僕も含めてみんなで切り替えていくしかない」

 とは、試合後の阿部監督。前日はわずか2秒で会見を切り上げたが、この日は6回3失点で今季初黒星を喫した先発の菅野の投球を、「なかなか点が入らないから、慎重になりすぎたかな。それだけ、今のチーム状況を感じて投げてくれた」と評価しつつ、淡々と試合を振り返った。

「仮に3試合連続ゼロ封負なら、2012年以来の球団史上4度目の赤っ恥となるところでした。その12年は2位の中日に10.5ゲーム差の大差をつけて優勝。打線もチーム打率.256と活発でしたが、勝因はリーグ1位のチーム防御率2.16をマークした投手陣だった。内海、杉内らの先発陣に山口鉄や西村らのリリーフ陣も鉄壁。阿部監督が目指すチームの形がこれです。投手力を含めた守りの野球を標榜し、打線は水物と割り切っている。現在リーグ3位のチーム防御率2.40の投手陣が崩壊しなければ、攻撃力が劣っていても勝負になると見ているはずです」(巨人OB)

 別のOBによれば、

「一方で、チーム内では攻撃部門の責任者である二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチに対する風当たりが強くなっている。スコアラーがまとめたデータを基に狙い球や攻略法を指示していますが、結果が出ない。二岡ヘッドは二軍監督時代からベンチの指示とデータで選手を縛るところがあって、初球から待てのサインを出したり、打者有利のカウントでの凡打には厳しかった。今もその傾向があり、選手が委縮しているというか、ファーストストライクから積極的に打ちにいけない雰囲気があるのです。じっくり慎重に攻略するのもひとつの手とはいえ、選手が打席で後手後手に回っては本末転倒。梅雨に入り、暑い夏を迎えるこれからの時期、投手陣には間違いなくへばりが出る。打線が助けてやらなければいけないのですが……」

 いつまでも投手にオンブにダッコというわけにはいかない。

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