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阪神・才木浩人を支える“らしくない”屈強メンタル…ノーノーならずも両リーグトップ7勝目

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月10日 11時10分

阪神・才木浩人を支える“らしくない”屈強メンタル…ノーノーならずも両リーグトップ7勝目

才木はお立ち台で笑顔(C)共同通信社

「(スタンドが)すごい盛り上がってるなと。そら、盛り上がるかと思いながら」

 お立ち台でこう言ってスタンドのファンから笑いを取ったのが、才木浩人(25)だ。

 9日の西武戦に先発し、七回まで無安打無得点投球。大記録達成ムードが高まる八回、先頭の源田を迎えた場面で足をつり、ベンチ裏で治療。1死から山野辺に右翼フェンス直撃の三塁打を打たれてノーノーはならずも、8回1安打無失点の好投で両リーグトップの7勝目をマークした。

 須磨翔風高(兵庫)から2016年のドラフト3位で入団。20年に右肘靱帯を再建するトミー・ジョン手術を受けたが、リハビリ明けの一昨年に4勝、昨年は8勝と倍々ゲームで来て、今年はここまで59試合で7勝とシーズン17勝ペースで勝ち星を量産している。

 そんな右腕のウリはとにかく明るい性格。この日のお立ち台では「スタンドの歓声を聞いてどうですか?」との質問に、「ちょっと足りないすね」と返して、甲子園に詰めかけた4万人超の観客を沸かせた。

 完封勝ちした2日のロッテ戦後も、同じくお立ち台で「最終回、拍手もらって、『おえー』と思った。先頭打者を出して『オーマイガー』と思いましたが、なんとか抑えられた」などと、ノリノリだった。

「ヒーローインタビュー中に突然笑い始めるなど変わった一面もありますが、プロ1年目から選手が集まる前で一発ギャグを繰り出し、笑いを取っていた。高校時代は3年間、学級委員長をやり、文化祭で漫才を披露。目立ちたがり屋で物おじしない性格は、おとなしい選手が多い阪神の中で特異な存在。阪神は12球団屈指の集客力に加え、報道陣の数も多い。注目度が高いだけに、『余計なことはしゃべれない』『ヤジが怖い』と口数が少なくなったり、萎縮する選手が少なくない。通算2099安打を放ったOBの鳥谷敬は現役時代、『最近の若手は新聞やネットニュースを読んで批判を気にしすぎる。僕は読みません』と言っていましたが、才木は阪神特有の環境に流されないからこそ、声援とヤジが交錯する甲子園のマウンドで堂々と腕を振れるのでしょう」とは放送関係者だ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは以前、167センチの才木の母・久子さんや恩師に取材を実施。すると、捕手に専念した小学生時代は「10円ハゲをいくつもつくることもありました」などという衝撃の発言も飛び出してきた。

●関連記事【才木を知る】…では、才木の知られざる仰天エピソードを詳細に報じている。

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