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公明・山口代表「自民ぐずぐず」発言でブーメラン 抜け穴法案にスリ寄り《政治不信を高めた与党》指摘の当然

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月10日 13時32分

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私たちは関係ないは通用しない(那覇市内で街頭演説する公明党の山口那津男代表)/(C)共同通信社

《こういう言動を二枚舌という》《まるで他人事のように言っているが、違うぞ》

 公明党の山口那津男代表(71)が9日、沖縄・那覇市で街頭演説に立った際、派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡る自民党の対応を批判したと報じられ、SNSなどで異論の声が広がっている。

 山口氏はこの日、自民の政治資金規正法改正への取り組みの遅れたことが、4月の衆院3補選や静岡県知事選などでの自民推薦候補の敗北につながったとの認識を示し、「自民が具体策を出さずぐずぐずし、補選、知事選と負け続けた。国民の政治不信の強さを表している」と指摘した。

■公明は「ザル法」「裏金維持法」などと揶揄されている自民案に同調したが…

 裏金事件に対する真相究明も真摯な反省もない上、規正法改正の具体案の提示も遅かったことが政治不信に表れている―― 山口氏の心情を要約すればこういうことだろうか。法曹資格を持つ政治家の意見として正論だが、であればなぜ公明は「ザル法」「裏金維持法」などと揶揄されている自民の規正法改正案に同調したのか。

 同じ与党として、ぐずぐずしている自民に向かって「こんな抜け穴法案は飲めない」と、なぜ突き放さなかったのか。に結局、衆院本会議では日本維新の会とともに賛成。参院で審議入りしたタイミングで自民批判の声を張り上げたのだから、ネット上で不信の声が出るのも当然だろう。

《山口代表。これぞダブルスタンダードです。私たちは関係ない。自民が悪い、なんて通用しない》

《連立を組んでいる時点で同じ釜の飯を喰う仲間。つまり同罪なのよ。自民を批判するなら連立を解消すればいいじゃない》

《抜け穴だらけの規正法改正案を衆院通過させたらお役御免なのだろうが、冗談ではない。公明も危機感ゼロやな》

「同じ穴のムジナではない」などと、自民の裏金対応や規正法改正案を批判。突っぱねると見せつつも結局、土壇場になって「はいOK」と態度を一変させた公明。

 国民から見れば公明もまた、《ぐずぐずして政治不信を高めた与党》と言われるのも無理はない。

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