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サンドウィッチマン&オードリー人気に共通点 男子校で培われた屈託のない関係性が支持される

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月11日 9時26分

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オードリーの若林正恭(左)と春日俊彰(C)日刊ゲンダイ

 5月8日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)にサンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしが出演した。オードリーと同じくMCを務める番組が多いだけに、じっくりとトークする2組の姿そのものが珍しい。

 どちらも知名度が低い状態のまま、「M-1グランプリ」の敗者復活戦から決勝進出を果たし運命を変えた。サンドウィッチマンは2007年に優勝、オードリーは2008年に準優勝。その後、圧倒的に高い好感度を誇るコンビ、東京ドームに5万3000人を動員するコンビになると誰が予想できただろうか。

 番組の中で、伊達は「『世に出たいな』『テレビ出たいな』っていうのはあったけど、テレビを見ていて『わー、あの司会やりたいな』とは思って見ないじゃん。だから、そんなに司会者を見てなかった。それで何年かすると『司会やってください』『司会? MCとかやったことないですけど』みたいな」と司会を依頼された当時の戸惑いを語っている。

“癒やし”生む中年芸人のスタンス

 あまり野心がなかったからこそ、押しつけがましい雰囲気がなく、結果的に視聴者にも良い印象を与えることになったのだろう。また2組は男子校の高校に通い、コンビで同じ部活に所属していたことも共通する。男ウケを意識する環境で培われた屈託のない関係性が、現在支持される“仲の良いコンビ”に自然と当てはまったのかもしれない。

 日本で指折りの芸人コンビとして活躍する2組だが、彼らは若者に寄せて人気を得るようなことはしない。

 サンドウィッチマンの2人は、つい3年前までガラケーを使用していた。富澤に至っては、その後もスマホとガラケーの2台持ち。昨年1月14日放送の「ザ・ラジオショー サタデー」(ニッポン放送)の中で、いよいよガラケーのサービスが終了するとの発表を受けて「最後は見届けたい」と語っていた。

 一方の伊達は、2008年から現在までコンスタントにブログ「もういいゼ!」を更新している。前述のラジオ番組の中で、「表に出る人間はSNSとかやめた方がいいよ。気になるんだったら」と語っていたのが印象的だ。タレントに対する誹謗中傷が見られるプラットフォームには手を出さず、ファンと程よい距離を保っているのが伊達らしい。

 今年3月に放送された「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)では、LINEの“おじさん構文”に気を付けたいが「どこがおじさんなのかがわからない」との話題で盛り上がっていた。若者におもねるのではなく年相応のスタンスをさらけ出すことが、世間の“癒やし”になっているのではないだろうか。(お笑い研究家・鈴木旭)

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