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朝ドラ「虎に翼」第51話に賛否両論 "男女=恋愛"に結びつけたがる視聴者が大荒れの背景

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月11日 16時3分

朝ドラ「虎に翼」第51話に賛否両論 "男女=恋愛"に結びつけたがる視聴者が大荒れの背景

出演者は演技派揃いの今期のNHK朝ドラ(C)日刊ゲンダイ

 6月10日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」の第51話は、思わぬ展開に。それゆえSNSでは賛否両論となった。先週放送回で、主人公の寅子(伊藤沙莉)の大学の友人で寅子とは独身時代に“親しかった”花岡悟(岩田剛典)が亡くなったが、戦争から生還した轟太一(戸塚純貴)も新聞で花岡の訃報を知る。轟も寅子らの学友で花岡とは“親友”だった。

 10日の放送回では、同じく学友の山田よね(土居志央梨)に「惚れてたんだろ、花岡に」と指摘される轟。声を上げて泣きながら、花岡への思いを語った。よねと轟は"同士"として弁護士事務所を一緒に始める展開となるが、SNSではこのくだりを巡って今でも視聴者から意見が分かれている。

 放送後はⅩ(旧ツイッター)には《よねさんと轟》がトレンドワードにあがったほどで、SNSでは《マジ惚れてたとか要らんわ どの層に対する配慮?》《BLに一気に萎えたわ よね轟推しが増えたから、急遽後から取ってつけたような軽い内容すぎた》《私もよねさんと轟は最終的にくっつくのかな?って思っていたし、Xでもその展開を望んでいるコメント多かった》などと不満の声があがっていた。

 もっとも、《よねさんと轟は人間的に相性は良いと思うけど恋愛関係にしてほしいとは全く思わなかったから今回でバディ路線確定になって本当に良かった》《長い朝ドラの一話で軽く同性愛に触れただけでこの反応なんだ…拒絶反応示してる人多くてびっくりする。》と"男女=恋愛"層に辟易するファンも。

「学生時代から喧嘩ばかりしていた轟とよねのコンビは、いわゆる少女漫画なら最悪な印象から恋愛に発展するパターン。男女のコンビは、視聴者も親近感を持つほど恋愛に結びつけたがる傾向にあり、放送回が進むごとにSNSでは結婚を願うファンが増えていました。今回轟の花岡への愛情をハッキリ描いたことで、異性のよねとの今後の可能性を断ち切られ、恋愛要素を楽しんでいたファンからは"裏切られた"と捉えられたのでしょう」(テレビ誌ライター)

 ちなみにオープニングのクレジットには「ジェンダー・セクシュアリティ考証」の担当者が記載されており、本作の脚本家・吉田恵里香氏も同日、自身のX(旧ツイッター)を更新。『よねが【白黒つけたい訳でも白状させたい訳でもない】と言っていますし、轟も自認している訳ではないのですが、一応、念の為に書いておきますね』『轟の、花岡への想いは初登場の時から【恋愛的感情を含んでいる】として描いていて私の中で一貫しています(本人は無自覚でも)。人物設定を考える時から彼のセクシャリティは決まっていました』と説明している。

 しかし、1日経った今でも2人の恋愛展開を諦めない視聴者は少なくないようで……。

《轟だからこそ男装のよねと気持ちが通じて両想いになりそうとも思ったけどどうでしょ》《この二人の関係性が、これからどうなるのか、あらゆるパターンが考えられてそそられる。友情結婚の先駆けとか、お互い付き合う人が出来ても長続き しなくて・・とか、の番外編希望》

 怒りを買うほど視聴者が感情移入しているには違いなさそうだ。

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