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阪神球団内外でジワジワ広がる“岡田包囲網”…掛布雅之氏、福本豊氏も「異議あり!」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月12日 9時26分

阪神球団内外でジワジワ広がる“岡田包囲網”…掛布雅之氏、福本豊氏も「異議あり!」

岡田監督(C)日刊ゲンダイ

 阪神・岡田彰布監督(66)に対し、否定的な声が出始めている。

 特に、守備走塁の緩慢プレーや打撃不振を理由に佐藤輝明(25)を二軍に落とした処置は方々で波紋を広げ、球団本部付スペシャルアシスタントの藤川球児氏まで公の場で意見するに至った。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

「球団内でも、佐藤輝の二軍落ちに懐疑的な見方は少なくなかった。解説者の立場として、コメントしたのでしょうが……」と、コーチ経験のある球団OBがこう続ける。

「球児は外国人選手の獲得にも関わるフロントマンでもある。発言には重みがある上に、阪神は球団関係者やOBが口やかましい。岡田監督の方針に意見するには相応の覚悟が必要です。まして、今のフロントは一昨年オフ、矢野前監督の退任を受け、当時二軍監督だった平田ヘッドを次期監督に推していた。球児も当然、岡田監督とフロントの関係性を理解しているはず。にもかかわらず、公の場で意見したということは、それだけ岡田監督の佐藤輝に対する処遇に、疑問を抱いたからでしょう」

 この岡田采配にモノ申しているのは、藤川氏だけではない。

 岡田監督と同じ1985年日本一メンバーの「ミスタータイガース」掛布雅之氏は、自身のYouTubeチャンネルで「怪我でもなく、打撃もあのとき(降格が決まった5月14日の試合)、ヒットを2本打ってるんですけど、そういう中で登録を抹消するということが果たして正しいことなのか。佐藤にも大きな責任はあるが、状態を上げられないベンチの責任もある」と、厳しく言及。

 阪急OBでスポーツ報知の評論家である福本豊氏も、佐藤輝が一軍昇格した7日の試合を受けて、「やはり佐藤輝は一軍に置いておかないといけない。1打席目の中前安打はボール気味の外角の球だったが、パワーがあるのでバットに当てるだけで鋭いゴロとなった。一軍復帰戦での2安打。おきゅうを据えた効果と言われるかもしれないが、元々これぐらいはできる」などと、クギを刺したのである。

「ついに出たか、という感じです」とは、放送関係者。

「昨年末、日刊スポーツのアンケート調査によれば、岡田監督の支持率は実に98.7%に達した。評論家も手放しに岡田采配を称賛していましたが、岡田監督は今季が2年契約の最終年。いまは貯金3の2位につけているとはいえ、負けが込み始めると、今回の佐藤輝の二軍降格しかり、采配や選手起用に厳しい目が向けられる。フロントはそもそも『平田推し』でしたし、今年は2度にわたって取材拒否をするなど、岡田監督はマスコミとの折り合いも良いとはいえない。球団内外で『反岡田』のムードが醸成されつつあるのは確かです」

 勝てば官軍、負ければ賊軍。岡田監督は勝ち続けることで、雑音を封じ込めるしかない。

  ◇  ◇  ◇

関連記事【前編を読む】…では、藤川氏の具体的な岡田監督に対する「意見」などを詳細に報じている。

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