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近藤真彦「うたコン」生熱唱に“怒りの声”もNHKの『旧ジャニ所属組NG』基準堅持が正しいワケ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月12日 10時42分

近藤真彦「うたコン」生熱唱に“怒りの声”もNHKの『旧ジャニ所属組NG』基準堅持が正しいワケ

近藤真彦(C)日刊ゲンダイ

不倫報道で活動休止→突然退所したにもかかわらず…『ギンギラギンにさりげなく』『スニーカーぶる~す』を熱唱

 近藤真彦が6月4日、NHK『うたコン』の作曲家・筒美京平特集に出演し、大ヒット曲の『ギンギラギンにさりげなく』『スニーカーぶる~す』を披露した。故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けてNHKは現在、旧ジャニーズ事務所のタレントの出演を控えているが、近藤は2021年に独立しているため、その方針は適用されなかった。

 しかし、旧ジャニーズ事務所のファンの中には、「なぜ所属のタレントが出られないのに、マッチは許されるのか」と怒りの声を上げる人もいる。近藤は長年「ジャニーズの長男」と呼ばれ、事務所の裏も表も知り尽くしていると考えられているからだ。たった3年前に退所しただけで、現所属タレントと違う扱いはおかしいと言いたいようだ。芸能担当記者が話す。

「しかも、マッチは不倫報道で活動休止している間に突然退所しているので、さらに心象が良くないのでしょう。ただ、NHKの『独立組OK』、『所属組NG』という出演基準は理解できます。NHKは別として、民放テレビ、スポーツ紙、雑誌には旧ジャニーズ事務所のタレントが何事もなかったかのように出ている。このままでは、旧ジャニーズとメディアの関係は元に戻るのではないかという危惧を感じます」

 昨年、イギリスBBCの報道をきっかけに、事務所創業者のジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題が日本でもクローズアップされた。50年以上前から週刊誌など一部メディアで話題になっており、1980年代後半には元フォーリーブスの北公次が『光GENJIへ』という告発本を出版し、ジャニー氏を糾弾していた。1999年に『週刊文春』が追及キャンペーンを組むと、事務所は名誉毀損で訴えたが、2003年の高裁判決でジャニー氏のセクハラ行為の真実性が認定され、翌年に高裁の判決が確定した。だが、テレビや新聞などの大手メディアではほぼ報じられなかった。週刊誌記者が語る。

「昨年、『再発防止特別チーム』の調査報告書には、『マスメディアの沈黙』という言葉がありました。大手メディアが報道に消極的だったことも、ジャニー氏が性加害を繰り返した理由の1つと断言された。その直後は、各メディアが反省を述べ、テレビも検証番組を作り、旧ジャニーズの出演を見合わせていた。しかし、数カ月経った今、民放テレビでは毎日のように旧ジャニーズのタレントが出ている。何事もなかったかのような対応に違和感を覚えます。タレントに罪はないと言いますが、旧ジャニーズに今も所属している状態は問題再発の温床になる可能性を秘めています」

今も抜けないマスコミの忖度体質

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