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阿部巨人に球団社長交代は福音なのか…就任会見で「育成と補強」両にらみを宣言

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月12日 11時30分

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バルドナード(C)共同通信社

「勝てるチームをつくりたい。そこが最大の目標」

 巨人は11日、前読売新聞西部本社社長の国松徹氏(68)の球団社長就任、今村司氏の社長退任を発表した。

 都内の球団事務所で就任会見に臨んだ国松新社長は、冒頭のコメント。

 そしてこう言った。

「他のチームの方々と協調しながら、その中でも一番強い巨人として、というのが球団社長として第一に目指すところ。育成に力を入れていますが、より強くするためには補強もしていかないといけない。阿部監督と相談しながら、ぜひとも2020年以来のリーグ優勝、2012年以来の日本一を目指したい」

 阿部監督は育成を重視しつつ積極的に補強も行っている。昨オフはトレードで高橋礼や泉、現役ドラフトで馬場らをかき集めたが、主に戦力外選手を拾った形だった。さる巨人OBがこう言う。

「かつて独壇場だったFA戦線では、昨オフも争奪戦の末に山崎福を日本ハムにさらわれた。その前年は森(現オリックス)も来てくれなかった。帰国した筒香の獲得にも手を挙げながらDeNAに復帰されてしまった。大物にはことごとく逃げられる状態が続いています」

 日本テレビ出身の今村前社長は、オフになると若手選手をバラエティー番組に送り込むなど巨人選手の知名度アップに貢献。女子チームを立ち上げるなど多岐にわたって球団経営に尽力した。

「週末のデーゲームを増やすなど、『運営面』や『経営面』での功績は大きかったが、チーム内の補強などについてはあまりタッチしていなかったそうです。会見で補強に言及した読売新聞出身の新社長は、積極的に関わる気ではないか」(前出のOB)

 新社長就任によって、古くは長嶋政権、昨季までの原政権のように「補強の巨人」に回帰するつもりなら、阿部監督にとっては幸運か、はたまた不幸か──。

 巨人はこの日、交流戦首位の楽天を相手に4点のリードを守れず、逆転サヨナラ負け。今季ワーストタイの4連敗となり、貯金は1となった。

  ◇  ◇  ◇

 一部選手を除いて巨人の打線は全体的にピリっとしない。チーム内からは「選手が委縮しているというか、ファーストストライクから積極的に打ちにいけない雰囲気がある」とは球団OB。いったい誰がその事態を引き起こしているのか。

●関連記事【噂の人物を知る】…では、その元凶と言われている人物について詳しく報じている。

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