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自民に2度騙され維新赤っ恥!旧文通費見直し反故に激怒の今さら…裏切りと嘘は常套手段

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月12日 11時58分

自民に2度騙され維新赤っ恥!旧文通費見直し反故に激怒の今さら…裏切りと嘘は常套手段

カンカン(C)日刊ゲンダイ

《1度ならぬ2度も騙すとは……》

 SNS上でこんな声が広がっている。自民党の浜田靖一国対委員長(68)が11日、日本維新の会などが主張していた「調査研究広報滞在費」(旧文書通信交通滞在費)の見直しについて、「日程的に厳しい」などとして、23日までの今国会中に成案を得るのは困難との認識を示したためだ。

 国会議員に月額100万円が支給される旧文通費は使途公開の必要がないため、「第二の歳費」などと呼ばれてきた。岸田文雄首相(66=自民総裁)は5月末、維新の馬場伸幸代表(59)と会談した際、旧文通費の使途公開と残金返納を義務付ける立法措置を講ずることで一致。これを受け、維新は現在、参院で審議中の政治資金規正法改正の自民修正案について衆院で賛成した経緯がある。

 浜田氏の発言に対し、馬場氏は記者団に「『うそつき内閣』と言っても過言ではない。約束を破るなら最大限の力で自民を攻撃する」とカンカン。審議中の規正法改正案の採決で、反対も辞さない考えを示していたが、自民が維新を“裏切る”のはこれが初めてではない。

 規正法改正案でも岸田、馬場の両党首が署名した合意書では、政策活動費について「年間の使用上限を設定し、10年後に領収書、明細書等とともに使用状況を公開する」となっていたにもかかわらず、自民がその後に示した条文では「(1件当たり)50万円超」という文言を忍び込ませていたことが発覚。維新が反発し、自民が法案の再修正を迫られた。

 旧文通費の見直しは維新が「看板政策」に掲げてきただけに、馬場氏の怒りが爆発したようだ。

■トリガー条項の発動協議を巡っても国民民主党との約束を反故に…

 もっとも、自民が野党に「抱きつく」と見せかけて取り込み、その後、一転して約束を反故にするのは常套手段だ。

 資源高を背景に国民民主党が訴えていた、ガソリン税の一部を軽減する「トリガー条項」の発動を巡っても、自民は公明、国民民主の3党で実務者協議を行うことをチラつかせつつ、国民民主が23年度補正予算案に賛成した途端、態度を硬化。国民民主が反発すると、与党の「税制改正大綱」原案に「引き続き協議を行う」と盛り込みながら、後に削除した。

「信義にもとる」と言っていい自民の態度について、ネット上ではこんな投稿が目立つ。

《政権与党として、公党としてふさわしい態度なのか。誰も信用しない自民党》

《何度も騙される維新も維新だが、それにしても自民の対応は酷い。反社だよ》

《「嘘つきが勝つ」は安倍政権時代から続く自民クォリティ》

 浜田氏は旧文通費の見直しが今国会で難しい理由として「日程」をあげているが、延長するなど、やり方はいくらでもあるだろう。そのうち、忘れるだろうと思っているのであればとんでもない。

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