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ストップさせなきゃいけない小池都知事の政策は山ほどあるぞ(ラサール石井)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月13日 9時26分

ストップさせなきゃいけない小池都知事の政策は山ほどあるぞ(ラサール石井)

小池百合子都知事(C)日刊ゲンダイ

【ラサール石井 東憤西笑】#208

 さて、おそらく12日に小池都知事が3選に向けて出馬表明しているはずだ(まさかの引退宣言していたらごめんなさい)。

 かなり引っ張りましたね。まあ風を読むのに長けた、っていうか他に長けたものはないぐらい、その能力だけで生きてきた人だから、この間さまざまなあの手この手を考えていたのだろう。

 190万の低所得世帯に1万円分の商品券を配るそうだ。なぜ今なのか。年末や年度末でよかったではないか。これもう露骨な事前運動じゃないですか。これがあるから出馬表明を遅らせたのか。それも現金じゃなく商品券でというのが、誰かが間に入っていそうで、うさんくさい。

 またあの緑の服を着て選挙戦をやるのか。なぜイメージカラーが緑なのか。都内から緑を奪い続けているくせに。神宮外苑再開発、葛西臨海公園再開発、築地再開発。全国の人にはわかりにくいかもしれないが、都民の憩いの場である景観が失われ、「商業施設」という名の小洒落た名前のついた、言ってみればただの雑居ビルが立ち並ぶ。

 もういらないよ「商業施設」は。

 しかも、それらを施工するのがほとんど三井不動産。そして、なんとここに都のOBが9人も天下りしていた。これが癒着でなくてなんなのか。

 さらに、五輪選手村の跡地を9割引きで民間に売却した不動産会社やコンサル会社に、22人のOBが天下りしている。そこに都民のための公営住宅が建つならまだしも、億ションが建設されるという。

 東京は住みやすくなっているのか住みにくくなっているのか。1人の女性が生涯に産む子供の数を表す「合計特殊出生率」で、東京はついに1を切って0.99。ワースト1位だ。つまり、安心して子供を産み育てられない街なのだ。7つのゼロは達成しないで、出生率0を達成してどうする。それを解消するために都が画策しているのがマッチングアプリだって。いやいや住みやすい街づくりが先だろう。

 都知事は8年のレガシーを強調するだろうが、ストップさせなきゃいけない政策は山ほどあるぞ。

(ラサール石井/タレント)

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