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ロッテ佐々木朗希また抹消でもドジャースは「ウエルカム!」…球団幹部が徹底マークの入れ込み具合

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月14日 9時26分

ロッテ佐々木朗希また抹消でもドジャースは「ウエルカム!」…球団幹部が徹底マークの入れ込み具合

佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ

 一軍に復帰したと思ったら、1試合に投げただけで再び二軍落ち。昨13日に「右の上肢(肩から指先まで)のコンディショニング不良」で登録を抹消されたロッテ・佐々木朗希(22)のことだ。

 5月28日に「上半身の疲労回復が遅れているため大事を取って」登録を抹消。6月8日に復帰して広島戦で5勝目を挙げたものの、またしても登録を抹消することになった。ロッテOBの話。

「佐々木は人一倍、自分の体に敏感です。大船渡高3年夏、甲子園出場がかかっていたにもかかわらず、岩手大会の決勝を欠場したほど。おかれた状況にかかわらず、故障につながると思えば自分でブレーキを踏みますからね。高校時代に日本代表に選ばれるような投手は肘の靱帯に傷のひとつもあるものですけど、ロッテの首脳陣はプロ入り時の佐々木の靱帯があまりにきれいだったため仰天したといいます。佐々木はおそらく、肩や肘が万全の状態で今オフ、メジャーに行くつもりなのでしょう。よく言えば、自己管理能力に長けているのですが……」

 佐々木はプロ5年目だが、シーズンを通してローテーションを守った経験が一度もない。「自己管理能力に長けている」といえば聞こえはいいけれど、首脳陣にとってこれほどアテにしづらい選手はいないのではないか。

■どんなに登板間隔が空いても問題ない

 しかし、メジャー30球団は、こんな佐々木を欲しがっている。中でも獲得が有力視されるドジャースは今季、球団幹部が代わる代わる佐々木をチェックする態勢を敷く熱の入れようとか。

「登板間隔が空こうと構わない。その代わり、投げた試合では確実に結果を出して欲しい。そういうスタンスなのです。チームにはそれを可能にするだけの戦力がありますからね」というのはア・リーグのスカウト。

 日本時間13日、ドジャースのロバーツ監督は山本由伸(25)の次回登板を、14日のレンジャーズ戦から16日のロイヤルズ戦に変更すると発表した。中5日から中7日と登板間隔を空けたのは、前回登板だった8日のヤンキース戦でメジャー移籍後最多の106球、最速の158キロを投げた疲労を考慮したためだ。

 10日のヤンキース戦に今季初の中4日で先発したグラスノー(30)の登板間隔も空けるつもりという。21年にトミー・ジョン手術を受けた故障持ちのエースに配慮したのだろう。

 例えばカブスの今永昇太(30)はルーキーながら、すでに中4日登板が2回もある。しかし、ドジャースは投手の体調に最大限配慮する。登板間隔を空けることで先発が足りなくなれば、リリーフでつなぐブルペンデーでやり繰りするし、それを可能にするだけの戦力もあるということか。

 佐々木がどれだけ脆弱だろうと、攻勢の手を緩めないわけだ。

  ◇  ◇  ◇
 
 佐々木は甲子園の懸かった最後の夏の岩手県大会決勝で、「監督判断によって投げさせらてもらえなかった」のではなく、「故障を恐れた本人の意思で投げなかった」という。

●関連記事【もっと読む】…では、そのことに触れつつ、佐々木の省エネ投球について報じている。

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