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旧文通費めぐる維新vs自民のバトルは“プロレス劇”? 馬場代表の激怒も世論は冷ややか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月14日 12時28分

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ホントに騙されている?(C)日刊ゲンダイ

「自民党さんと話をする中で、彼らが『信用して欲しい』『期日を外してくれ』と水面下の話があって、外しているわけです」

 国会議員の「第二の歳費」と呼ばれる月額100万円の調査研究広報滞在費(旧・文書通信交通滞在費)の使途公開や残金返納を義務づける立法措置を巡り、日本維新の会が今国会中に目途をつけるよう求めているのに対し、自民党側が先延ばしをほのめかし、維新の馬場伸幸代表(59)が怒りを爆発させている問題。

 馬場氏は13日、自民総裁の岸田文雄首相(66)と5月31日に交わした合意文書について、「(当初の)文案には、今国会中に決着を図るという意味の文案が入っていたと聞いています。(自民から)その時期的なものを外してくれ、信用してくれと仰ったので信用した」と交渉経過の内幕を暴露。

 さらに「松井(一郎)前代表のお母さんが『人間は騙すより、騙される方に回れ』と教えられたと。何度も言っていました。私もその言葉を受け継いで、他の人には真摯に対応している」と改めて自民の対応を批判した。

■「借用書に返済期限は書かないで」と言われて「分かった」というようなもの

 公党間の水面下の交渉内容を、当事者である代表が会見で明かすのは異例だが、それだけ馬場氏が腹に据えかねているということだろう。ただ、当初は維新に同情的だった世論は、維新が「信用して」という自民の意見を疑いもせずに受け入れていたことに疑問を感じつつあるようだ。SNSではこんな声が出ている。

《カネを貸した相手から「借用書に返済期限は書かないで」と言われて「分かった」というようなもの。信用できるはずがない。維新も維新だな》

《この文言は削除して。信用して、と言われて消すのか。口約束も約束だが、後で何とでも言い逃れできる。それをさせないための合意文書だろう。なんか怪しいな》

《規正法の自民案に乗ったことに批判が出ているから、馬場さんは激おこのフリしてかわそうとしている。つまり、プロレス(やらせ)?》

 立憲民主党の斎藤嘉隆・参院国対委員長(61)も今回の件について、「(自民も維新も)文書の中身も見ずに合意したのか」と呆れていたが、その通りだろう。いずれにしても、自民、維新の“プロレス劇”だったとしても、もっとも「騙されている」のは国民だ。

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