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セルビア「監督、主力不在」の不気味…今夜の対戦で女子バレー日本代表は“丸裸”にされる

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月15日 9時26分

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主将の古賀(C)共同通信社

 日本バレーボール協会は14日、女子日本代表がパリ五輪の出場権を獲得したとの通知を国際連盟(FIⅤB)から受けたと発表した。

 日本は当初、13日のネーションズリーグ(VNL)カナダ戦(北九州)で逆転負けし、五輪出場権獲得は持ち越になったとされていた。しかし、この日、FIVBなどが再度、五輪出場の条件となる世界ランキングのポイントを精査したところ、2試合を残して五輪出場権を得られることが判明した。

 真鍋政義監督はサプライズでの6大会連続出場に「パリ五輪の出場権を獲得するが一番の目標だったので、安堵している」などとコメントを発表。「次のセルビア戦に勝ち、東京五輪金メダルの米国にも勝って、(VNLの)ファイナルラウンドやパリ五輪に向かいたい」としたが、次戦(15日)の相手で金メダル候補といわれるセルビア(世界ランク8位)は不気味な存在だ。

 すでに五輪出場を決めている同国は本番に備えて主力に休養を与え、国内の「三軍メンバー」で今大会に参戦。しかも、かつてドイツやトルコ代表を指揮して国際大会での実績があるジョバンニ・グイデッティ監督(51=イタリア)は来日すらせず、バッカン・アシスタントコーチに指揮を任せている。

 チームに帯同していないとはいえ、グイデッティ監督は母国でバカンスを楽しんでいるわけではない。研究熱心で戦略家でもある同監督は五輪本番にむけてライバルとなる各国の戦いぶりをくまなくチェック。各国の戦力を映像で入念に確認し、戦術を練っているという。

 19日に行われる組み合わせ抽選(タイ・バンコク)次第では、日本とセルビアは同組になる可能性があるだけに、五輪本番には出場しない”ダミー”で情報隠しを徹底、フルメンバーで臨む日本を丸裸にするようだ。

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