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「古畑任三郎」「暴れん坊将軍」「赤いシリーズ」…つまらない連ドラより名作再放送のススメ(桧山珠美)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月16日 9時26分

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田村正和(C)日刊ゲンダイ

【桧山珠美 あれもこれも言わせて】

 春ドラマが終盤を迎えている。最近の連ドラは鳴り物入りでスタートしたが、人知れず終わるパターンが多い。何より数が多過ぎて、ついていけない。限られた時間の中でダメドラマはパスするしかないし、むしろ面白いとわかっている再放送ドラマに食指が動く。

 先月24日からフジテレビは放送30周年を記念して田村正和主演「古畑任三郎」シリーズを再放送している。オチがわかっていても再放送を見てしまう。毎日2話ずつ放送するが、10日の「魔術師の選択」は犯人役が山城新伍、新人マジシャン役を演じるのが当時18歳の松たか子。もう1本はわけあって放送されなかったが、名作の呼び声高い「間違えられた男」。視聴者が見たい作品を厳選してくれているのもありがたい。

 中高年に懐かしいだけでなく、若い世代には面白いドラマに触れるいいきっかけとなっているようで、放送中からSNSで「#古畑任三郎」の投稿が目立つ。

赤いシリーズは三国連太郎が怖すぎ

 実はシリーズものを再放送枠にいち早くもってきたのはテレビ朝日。現在は朝の4時から「おはよう!時代劇」として松平健主演の「暴れん坊将軍」シリーズを絶賛放送中。早起きシニアの心のオアシスになっている。上様がお忍びで悪徳代官を懲らしめる究極の勧善懲悪だが、いつ見てもスカッとする。

 昨今、若者にマツケン人気がきてるとかで、渋谷パルコでイベントをやったりグッズが販売されたり、ガチャガチャまで作られたりしている。これも早朝再放送のたまものではないかと察する。

 テレ朝は午後には「相棒」を中心に「科捜研の女」「警視庁・捜査一課長」シリーズほか2時間ドラマの放送も。

 テレビ東京系の「孤独のグルメ全話イッキ見!」もすっかり定着。そのあとのバラエティーへ視聴を促す格好のブリッジになっている。

 BS-TBSは朝7時から山口百恵「赤い」シリーズを放送。現在「赤い疑惑」の最終回を前に大盛り上がり。18日からは「赤い運命」が始まる。三国連太郎が怖すぎる。

 そもそも大映テレビ制作「赤いシリーズ」は今の韓国ドラマのお手本になった作品で、韓流好きにも受け入れられるに違いない。百恵ちゃんが河合優実に似ているかどうかも確かめてみたい。

 TBS「水戸黄門」やBSフジは時代劇名作選として勝新太郎主演「痛快!河内山宗俊」、BS日テレは時代劇「新・松平右近」や「あぶない刑事」シリーズなど。

 BS朝日は「八丁堀の七人」「必殺仕置人」も。

 NHKはBS「オードリー」、総合「ちゅらさん」と朝ドラの再放送が人気だ。というわけで、気がつけば再放送ドラマばかりを追いかけているような……。ドラマは昔に限ると思う今日この頃。

(桧山珠美/コラムニスト)

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