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車名はなんと「フェラーリ12気筒」! この最新スーパーカー、いったいなんなの?(小沢コージ)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月16日 9時26分

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顔つきは365GTB/4デイトナに似ている(写真)小沢コージ

【小沢コージ クルマは乗らなきゃ語れない】

 フェラーリ 12Cilindri
 (車両価格:¥56,740,000/税込み~)

  ◇  ◇  ◇

 ある意味イキ過ぎなほどシンプルで、意義深く、なおかつ強気なスーパースポーツが登場した。その名もフェラーリ12Cilindri。数字からイタリア語読みすると「ドーディチ チリンドリ」。頭から直訳すると「フェラーリ12気筒(シリンダー)」になる。

 強引にこのネーミングを日本車に当てはめると「トヨタ6気筒」とか「ホンダ4気筒」「スズキ3気筒」になり、正直ワケがわからない。クルマ好きしかわからない隠語のような車名と言ってもいい。

 だが違うのだ。英語で気筒を表すシリンダーをイタリア語にすると「チリンドリ」と印象的な発音になることもあるが、何よりフェラーリにとって「12気筒エンジン」は特別な存在だからだ。

エンジン音は最新F1をも上回るかも?

 そもそも大衆車に端を発する凡百メーカーと違い、最初からレーシングマシンとそのF1マシンにガワを被せたような少量生産スポーツカーを作ることから始まったのがフェラーリ。細かい逸話はさておき、最初に作った自前のエンジンはV型12気筒だった。

 これは設計や製造、調整こそ難しいが、かみ合えば爆発的なパワーと高回転、美しい音色が得られる回る芸術品。ボディの美しさで知られるフェラーリではあるが、代名詞は実は「12気筒エンジン」。その伝説が今も息づいているというわけだ。

 事実、今回日本初披露された12チリンドリは6.5ℓの大排気量自然吸気V型12気筒を搭載し、最高出力830psの爆発的パワーと678Nmの巨大トルクを発揮する。マシンの時速0-100km加速はわずか2.9秒で。最高速は時速340km。とんでもない高性能であるだけでなく、エンジン音や存在感もとんでもないものになるはずだ。

 なぜなら、このF140型というV12気筒エンジンは、かつての伝説的スーパースポーツ、エンツォフェラーリに搭載されていたユニットが原点。驚くべきは最高回転数でなんと9500回転。今やF1マシンですらエコ化で1.6ℓV6ハイブリッドターボになっている時代。もしや甲高い官能的なマルチシリンダーの高周波エンジン音という意味では、12チリンドリは最新F1をも上回るかもしれない。

最新の欧州排ガス規制「EU6e」をクリア済み

 さらに12チリンドリが面白いのは、クラシカルな2人乗りのボディで、60~70年代の名作FRフェラーリ、365GTB/4デイトナに顔つきが似ている。伝説的な12気筒エンジンと伝説的なFRフォルムを纏った12チリンドリ(12気筒)。もしや今の電動化で、12気筒フェラーリも最後が見えてきており、それを惜しむオマージュであり、メッセージということなのだろうか?

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