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ホリエモン「完全にアウトの超差別」とバッサリ!「ミセス」だけじゃない人気バンドの炎上問題

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月16日 9時32分

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(ユニバーサルミュージック公式サイトより)

 3人組バンドMrs. GREEN APPLE(略:ミセス)が12日、YouTubeで公開した新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)が物議を醸している。

 同曲はコカ・コーラが提供する音楽プラットフォーム「Coke STUDIO」のキャンペーンソングとして発表された。問題とされているのはメンバーが西洋貴族風の衣装を身にまとい、たどり着いた島の類人猿を人力車の引き手として使うシーンや、音楽や乗馬、天文学などの学問を教えるといったシーン。

 公開直後から、コロンブスが行った植民地支配や先住民虐殺を彷彿とさせる描写に批判が集まり、ミセスが所属するユニバーサル ミュージックは13日、謝罪とともに、動画を公開停止した。

 その後、ボーカル大森元貴(27)が制作に関する経緯とMVの意図を説明し、「あらゆる可能性を指摘して別軸の案まで至らなかった我々の配慮不足が何よりの原因です」と猛省の意を示した。日本コカ・コーラ社は楽曲を使ったすべての広告素材の放映を停止したが、14日、イギリスBBCのデジタル版もこの一件を報じるなど、世界でも波紋を呼んでいる。15日にはホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(51)が自身の公式YouTubeで「これをアメリカでやったら完全にアウトの超差別」「そもそもこれがコカ社でコンプラチェックを通っていたのがにわかに信じ難い」と驚愕すると同時に、「コロンブス」のMVを情報番組などで紹介していた日本のテレビ局についても呆れていた。

■「ねぐせ。」は「甲子園応援曲」で“外野”をネガティブに使用

 一方、先日は、ロックバンド「ねぐせ。」が歌う「熱闘甲子園」(ABCテレビ、テレビ朝日系)の主題歌「ずっと好きだから」の予告動画の歌詞テロップで、多くの誤字があっただけでなく、「外野」という言葉をネガティブな意味で歌詞に使用していたことに対し批判が殺到し、炎上した。

 こうした一連の流れに対し、《ロックやバンドまで、高水準な教育を受けて豊かな教養を持つ人でないと活動が難しい、って状態になってほしくない。となるとやっぱり事務所やレコ社が肝心だよなあ》《国語レベルの低さで炎上したばかりなのに 今度は歴史レベルの低さで炎上する。一人でも一般教養のある人がいれば防げた炎上なんだけど》という"教養の必要性"に関する指摘も相次いでいる。

「今回の『コロンブス』MVは大森さんが伝えたイメージを元に制作されたもので、曲を作るアーティストの世界観をMVでも表現しようとしたのか、全てアーティスト任せになってしまった背景も、レーベル側のチェック機能が働かなかったことも一因と考えられます。学校教育で長年コロンブスは偉人扱いでしたし、仕方がない部分もあるとは思いますが、歴史上の偉人をテーマにするのであれば、現状の歴史や世界での印象がどのようになっているのかを調べることも必要でした」(音楽業界関係者)

 あくまでMVが実在する人物をモチーフにしたフィクションであっても、それを言い訳にするのは難しい。

「特にタイアップである場合や、歴史上の人物や出来事をモチーフにする場合は、歴史研究がアップデートされ、新解釈が増えていることも踏まえ、事務所やレコード会社は炎上リスクをチェックすべきです。曲の世界観はもちろん大切ですが、スタッフ側の教養やコンプラ意識が今後ますます問われることになりそうです」(同)

 才能あるアーティストの芽を摘まないためにも、アーティスト周辺のスタッフたちの教養も問われ始めている。

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