大人気の双子姉妹がソックリなのは顔だけにあらず…岩井ツインズ姉・明愛が逆転優勝

岩井明愛（Ｃ）共同通信社

　ニチレイレディース最終日（千葉・袖ケ浦CC新袖C=6584ヤード・パー72）は、5位スタートの岩井明愛（21）が64と爆発し、通算13アンダーで逆転優勝。今季2勝目を挙げた。

　岩井は父の日の優勝に「最高のプレゼントになったかなと思います」と言ったが、妹の千怜は先月、母の日にRKB×三井松島レディスで優勝している。これ以上ない贈り物に両親は感激しているだろうが、それにしてもこの姉妹は顔だけでなく、成績もよく似ている。

　今季はともに2勝しており、千怜はツアー通算6勝、姉の明愛は今回で5勝目。

　今季の成績を比較すると、

【トップ10入り】
姉6回
妹7回

【平均ストローク】
姉7位（70.72）
妹4位（70.36）

【メルセデスランキング】
姉6位（884.69pt）
妹4位（1139.14pt ）

　いずれも大差がない。　岩井姉妹は20日開幕の全米女子プロ選手権（ワシントン州サハリーCC）に出場するため、昨晩日本を発った。海外メジャーにもそれぞれ4大会出場し、20位以内が1回ずつ。先日の全米女子オープン（姉74位、妹19位）が2人一緒に予選を通過した初大会だった。

　ツアー関係者が言う。

「2人は2021年6月のプロテスト合格ですから今季が実質3年目。今や国内では押しも押されぬもせぬトッププロです。年末には来季の出場権を懸けた米女子ツアーの最終予選会を受けるともっぱらですが、今週の全米女子プロが海外メジャー5試合目ですから、2人仲良く予選を通過なんてレベルの低いことをいわず、優勝争いを演じて欲しい。さすがに海外メジャーですから2人の優勝争いは無理にしても、どちらかでも見せ場をつくって欲しいものです」

　その全米女子プロについて岩井明は「千怜もいますし、楽しみが倍になりましたね」と言った。

　大舞台では仲の良い双子の「殻」を破って欲しいものだ。