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日本ハム「2016年大逆転V」の再現は清宮、野村の「確変」次第…首位ソフトBと8.5差

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月17日 9時26分

日本ハム「2016年大逆転V」の再現は清宮、野村の「確変」次第…首位ソフトBと8.5差

覚醒が待たれる清宮(C)日刊ゲンダイ

 16日の巨人戦は延長十二回、3-3で引き分けた2位の日本ハム。交流戦はここまで、雨天順延となった阪神戦(18日)の1試合残し、8勝9敗1分け。パ・リーグは全日程を終了した首位のソフトバンクが12勝6敗と大きく勝ち越したため、ゲーム差は交流戦開始前の4.5差から8.5差に開いた。

 とはいえ、シーズンは残り81試合。逆転するチャンスは残されている。日本ハムといえば、栗山英樹監督時代の2016年、6月24日時点で首位ソフトバンクに最大11.5ゲーム差をつけられたものの、7月に15連勝するなど驚異的な追い上げを見せ、最終的に2.5差をつけて逆転優勝を果たしている。

 当時、ソフトバンクでコーチを務めていた評論家の飯田哲也氏は、「日本ハムからは栗山監督の意地というか、ホークスにだけは絶対に勝つという強いメッセージを感じました」と、こう続ける。

「栗山監督は先発ローテを変更してでも、大谷、有原、高梨の先発3本柱をぶつけてきた。ホークスは日本ハムの攻勢に屈し、直接対決で9勝15敗1分けと大きく負け越しました。今年の日本ハムに投打で活躍した大谷翔平はいませんが、山崎福、加藤、伊藤の先発3本柱は安定感があり、野手も田宮、水谷ら若手が台頭。

 積極的な走塁に加え、バントなどの小技をしっかり決める集中力もあり、効率よく得点を挙げている。一方のホークスは戦力的には有利とはいえ、怖いのはケガ人です。先日、故障離脱した柳田が今季絶望ともいわれ、近藤も守備の際に右手首を捻挫している。リーグ屈指のチーム防御率2.22を誇る投手陣も、先発投手が今まで通りの結果を残せるかどうか。経験豊富な勝ち頭(6勝)の有原はともかく、今年から先発に転向したモイネロ、プロ2年目の大津は、年間通して先発で投げ続けた経験がありませんから」

 首位を独走するソフトバンクに付け入るスキはありそうだが、日本ハムが逆転優勝を果たすためには、何が必要か。

「16日の巨人戦でスタメン出場した清宮(25)、野村(23)の2人が飛躍を遂げれば、大きな追い風になるでしょう」と、前出の飯田氏が続ける。

「投手陣は夏場にかけて必ずバテが来ます。投手が落ちたときに、いかに打線がカバーできるか。今季の日本ハムは交流戦で12球団トップのチーム打率.275をマークするなど、着実に力をつけています。万波、マルティネス、松本のレギュラー組、田宮、水谷、郡司、水野の貢献度も高い。そこに、かねて大きな期待を寄せられている清宮と野村が加われば、打線はさらに厚みを増します。新庄監督がこの日、マルティネスと郡司を休ませ、野村を1番、清宮を4番でスタメン起用したのも、今後の戦いを見据えたものでしょう。若手が台頭する中、ウカウカしていられないだけに、奮起を期待したいところです」

 8年ぶりのミラクルの再現は、「元・新庄チルドレン」の“確変”にかかっているといえそうだ。

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