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巨人・岡本和真が“大バッシング”から復調気配 2試合連続弾は阿部監督の我慢の結果

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月17日 11時37分

巨人・岡本和真が“大バッシング”から復調気配 2試合連続弾は阿部監督の我慢の結果

岡本和真(C)共同通信社

 やっと目覚めた。

 巨人の岡本和真(27)が交流戦最終戦となった16日の日本ハム戦で2試合連続となる12号2ラン。左腕・加藤の120キロスライダーを左翼席上段まで運んだ。前日15日には九回に決勝弾。これが実に14試合62打席ぶりの一発だった。

「日本ハム3連戦の前までは、6月の11試合で打率.175、ゼロ本塁打の絶不調でした。チームが今季11度目となるゼロ封負けで6連敗を喫した13日の楽天戦で2タコに終わると、SNSやネット上で<坂本と岡本をスタメンから外せ><4番から責任感や悔しさが伝わってこない><チャンスに弱すぎる><4番のスランプが全てを物語っている>と袋叩き状態。チーム周辺では打順降格も囁かれ始めていました」(チーム関係者)

 が、沈黙する主砲に阿部慎之助監督は、「じゃあ、岡本を(4番から)外せるかと言ったら、外せないし」と復調を待つ構えを崩さなかった。

 評論家の権藤博氏はこう言っている。

「こういうケースで最悪なのが、降格人事。中途半端が一番いけない。仮に『状態が戻るまで』と一時的な措置だと注釈をつけても、当人の問題だけではなくなる。無論、本人はプライドが傷つくし、結果を出さなければと余計に萎縮するようになって、逆に不調が長引いたりすることが多い。ベンチがジタバタすると他の選手にも伝染し、結果的にチーム全体が浮足立つものだ」

 その権藤氏のベイスターズ監督時代、当時5番を打っていた駒田徳広が絶不調に陥った。見かねた打撃コーチが「ひどい状態です。打順を下げましょう」と進言してきたが、首を振ってこう返している。

「それだけは絶対にやらない。下げるのはなし。打順を替えたいというのなら、打順を上げる。駒田4番、それならいい。打順を下げるくらいだったら、二軍に落としてリフレッシュさせる」

 岡本は昨季、自己最多の41本塁打を放って3度目のホームラン王を獲得した不動の主砲で攻撃陣の大黒柱。単なる調子の良し悪しで判断されるレベルの打者ではなく、手をつければチーム内に与える影響は小さくない。復調気配を感じさせる4番の2試合連続本塁打、阿部監督の我慢の結果とも言えそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 岡本や丸はともかく、巨人の打線の低迷ぶりの原因について、「選手が委縮しているというか、ファーストストライクから積極的に打ちにいけない雰囲気がある」とは球団OB。いったい誰がその雰囲気を醸成しているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、その元凶と言われている人物について詳しく報じている。

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