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山本由伸が負傷離脱 原因はドジャースの管理体制にあらず…登板前日に見せていた“前兆”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月17日 11時56分

山本由伸が負傷離脱 原因はドジャースの管理体制にあらず…登板前日に見せていた“前兆”

8日、ヤンキース戦の山本(C)ロイター/USA Today Sports

 465億円右腕が早くも離脱である。

 ドジャースは日本時間17日、山本由伸(25)を右上腕の張りのため、15日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。

 この日の試合前、日米の報道陣に対応したデーブ・ロバーツ監督は「先を見越してILに入れるのが最善と判断した」と話した。

 山本は先発した16日のロイヤルズ戦で「右上腕三頭筋」に張りを訴えて二回で降板。指揮官は前日の試合後、「前回登板の数日後から張りはあった。だから登板を遅らせたし、彼は登板するのに問題ないと言っていた」と説明。

 ロバーツ監督によれば、山本が右上腕の張りを訴えたのは8日のヤンキース戦の数日後。山本はその試合で自身メジャー移籍後最多の106球を投げ、同最速となる約158キロをマーク。速球の平均球速は約156キロと、それまでの今季平均の154キロを上回った。

 ヤンキースはア・リーグ東地区首位で、リーグの本塁打記録(62本)を持つジャッジ(32)を筆頭に打線が強力なチームだ。強敵相手だけに、山本がこれまで以上に出力を上げたのは想像に難くない。

 山本は今回の登板直前にも張りがあったことを明らかにしたが、「そういえば、登板前日にも異変はあった」と、特派員のひとりがこう続ける。

「外野でルーティンワークのやり投げをやった後に、かなり強めのキャッチボール。おまけに、いつもは入らないブルペンに行って、5球くらいピッチングをしたのです。いまにして思えば、張りの具合を確認したのかもしれません」

 米メディアからはドジャースの管理体制を疑問視する声も上がっているものの、ロバーツ監督は山本のコンディションを考慮して本来、14日のレンジャーズ戦だった登板予定を16日に後ろ倒ししている。中5日だった登板間隔を中7日に空けたうえ、「(登板は)問題ない」という本人の言質まで得ているのだ。

「山本はこれまで最もタイトだった登板間隔が中5日。オリックス時代と同じ中6日が3回もあります。しかも投球数が100球を超えたのは開幕から約2カ月後、今季10試合目だった5月21日のダイヤモンドバックス戦ですからね。すでに中4日登板が3回あるカブスの今永と比べたら、はるかに大事に使われています」とは前出の特派員だ。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

 田中将大や大谷翔平を筆頭に過去に海を渡った日本人投手の多くは1年目の前半戦までに肘の靱帯を痛めている。いったい何故か。

●関連記事【続きを読む】…ではその理由に加え、ドジャースは入団以前から山本の右肘を危惧していたことが分かる「決定的根拠」などについて詳しく報じている。

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