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吹石一恵「アンチヒーロー」で存在感 「鈴木保奈美パターンが好ましい」とドラマ界は復帰大歓迎

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月18日 9時26分

吹石一恵「アンチヒーロー」で存在感 「鈴木保奈美パターンが好ましい」とドラマ界は復帰大歓迎

9年ぶりにドラマ復帰した吹石一恵(C)日刊ゲンダイ

 9年ぶりにドラマ復帰した吹石一恵(41)がドラマ界の注目を集めている。吹石が出演したのは、長谷川博己(47)主演のTBS日曜劇場「アンチヒーロー」の第9話。検察官の桃瀬礼子役を演じる吹石は、それまで写真だけの出演だったが、長谷川演じる弁護士・明墨正樹の回想シーンで初登場。明墨が担当した糸井一家殺人事件で死刑判決を受けた志水裕策(緒形直人=56)について、最初に冤罪の疑いに気付き、真相解明に動く。その過程で病魔に襲われ、最後の病床で、「命は有限で、尊い。私も、もっと生きたかった」と語る。16日放送の最終回にも回想シーンで登場した。

 吹石の姿にSNSでは、《久々に見たけど、やっぱりキレイ》《20年間、見た目が全然変わらない。すごい》といったコメントから、《キレイな人だとは思っていたけど、まさかこんなに演技が上手いとは》《この方がこんなに素晴らしい女優さんだとは思ってもみなかった》など、吹石の演技を初めてしっかり見たという視聴者からも称賛の声が相次いだ。

「吹石のイメージといえば、真面目、健康的、清潔感が代名詞のような優等生でした。ところが、2007年に放送されたユニクロの『ブラトップ』『キャミソール』のCMでは、セクシーな大人の女性という雰囲気で登場して大きくイメージチェンジ。視聴者を驚かせました。女優としても、健康的で明るいキャラの役が多かった印象ですが、12年に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』の初回で、白河法皇を殺害しようとして逆に矢で討たれる白拍子の舞子役を演じ、その鬼気迫る演技に『吹石はこんなすごい役が演じられるのか』と反響を呼びました。ドラマ業界では、『これから多くの映画やドラマで間違いなく活躍する』と太鼓判を押す関係者は多くいました」(芸能ライター・弘世一紀氏)

 しかし、15年に福山雅治(55)と結婚後は、第1子を出産したこともあり、女優としては休業状態に入っていた。なので今回の復帰を喜ぶ関係者は多い。

鈴木保奈美は44歳で復帰し民放ドラマで主演も

「まだ子育ても落ち着いてはいないでしょうから、鈴木保奈美(57)さんが復帰した時のようなペースでゆっくりと着実に女優の仕事を増やしていってもらいたいですね」(ある民放ドラマ制作スタッフ)

 鈴木は11年にNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で、江姫の母親であるお市役で、12年ぶりに女優復帰を果たした。以降、ドラマ、映画に出続け、16年の「ノンママ白書」(フジテレビ系)で18年ぶりに連続ドラマの主演を務めている。

「鈴木が復帰したのは44歳の時です。18年10月期のフジ系月9ドラマ『SUITS/スーツ』では、『東京ラブストーリー』で共演した織田裕二(56)と27年ぶりの再共演を果たし、大きな話題となりました。今では、鈴木は上司役や母親役といった貴重なバイプレイヤーとして引っ張りだこです。吹石の場合は、脇役というより、主役でのオファーが殺到する可能性も十分にあります。業界中が注目していることは間違いないでしょう」(前出・スタッフ)

 吹石がドラマで主演を務める日も近そうだ。

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