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早打ちの大谷に「1番打者」が務まるの? 不向きなうえに「伴わない結果」データが裏付け

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月18日 9時26分

早打ちの大谷に「1番打者」が務まるの? 不向きなうえに「伴わない結果」データが裏付け

大谷翔平(C)ロイター/USA Today Sports

 その瞬間、ボコッと鈍い音がした。

 日本時間17日のロイヤルズ戦の七回、アルタビーラの投じた158キロの速球がベッツ(31)の左手を直撃したのだ。

 ベッツはその場に倒れ込むと、左手首のあたりを抑えながら、苦悶の表情でのた打ち回った。

 試合後、ロバーツ監督はベッツの骨折と離脱を明らかにしたうえで、代わりに大谷翔平(29)を1番で起用することを示唆した。

 大谷はエンゼルス時代も含めてメジャーでは64試合、1番を打った経験がある。だが、結果は234打数62安打の打率.265。2番は1155打数330安打の同.286、3番は967打数262安打の同.271。打数が最も多い1~3番の中で、打率が最も低いのが1番なのだ。

 本塁打は1番が16.71打数に1本、2番が12.41打数に1本、3番が16.67打数に1本。一発を打つ確率も1番が最も低い。

 1番の打順は結果が伴わないうえに、不向きという指摘もある。

 1番打者は相手投手に球数を投げさせるのも重要な役割といわれる。後に続く打者たちに球筋や球のキレ、その日の調子などを把握してもらうためだ。

 しかし、大谷は早打ちだ。少年時代から投手がカウントを取りに来る甘い球を積極的にスイングしてきた。ドジャースに加入した今季は、ロバーツ監督から再三、ボールを選ぶよう指摘されているものの、若いカウントから打ちにいくスタンスはほとんど変わらない。

 ここまで19本塁打のうち、最多は初球を叩いた5本。19本中、9本は2球目までに仕留めたものだ。

 2018年のMVPのベッツは、ドジャースにとって不動の1番打者で、なおかつ今季から遊撃を守るチームリーダーでもある。連日のように早出の特守で汗を流し、そんな姿を見ているからこそナインもついていく。

 代わりに1番を打つことになる大谷は21、23年のMVPだし、ベッツに代わるリーダーとしての役割も期待されている。

「みんなでカバーしていくしかない」

 大谷はベッツと山本の負傷者リスト入りについてこう言ったが、適性が疑問視されることに加え、新たなチームリーダーとしての期待もかかるのだから、1番という打順は大きな負担になりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷だが、日米での報じられ方には大きな違いがある。日本とはまったく異なり、米メディアによる近頃の大谷の評価は「いまひとつ」なのだ。いったいなぜか。

●関連記事【もっと読む】…では、その事情について詳しく報じている。

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