1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

渋野日向子「全米女子OP2位」はまぐれか実力か…真価問われる全米女子プロは今日開幕

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月20日 9時26分

渋野日向子「全米女子OP2位」はまぐれか実力か…真価問われる全米女子プロは今日開幕

渋野日向子(C)共同通信社

 笹生優花(22)の優勝で幕を閉じた今年の全米女子オープン。3打差2位に入った渋野日向子(25)の復活に多くのファンが驚いたはずだ。

 それも当然だ。昨季は国内大会2試合を含む25試合でベスト10入りはたった1回。シード落ちした今季も全米女子OP前の9試合(1試合は予選落ちがない大会)で予選通過は3試合しかなく、ベストフィニッシュは73位。それがいきなり海外メジャーで2位に入った。本人だって信じられなかったに違いない。この試合で復活を印象づけた渋野は、直後の2大会でも予選を通過。20日開幕の全米女子プロ選手権(ワシントン州サハリーCC)でも上位争いが期待されるが、この選手は本当にわからない。

 序盤は好調だった2022年もスイング改造が原因で不調にあえいだ。直近8大会で6試合に予選落ちして臨んだ全英女子では、優勝を争い1打差の3位と大健闘。その後は2大会連続で予選落ちした。不振から脱することができず、同年末には2年前に離れた青木翔コーチとの師弟関係を復活させた。

 今回の全米女子プロは16年大会で使用されたシアトル郊外の林間コース。国内コースに雰囲気は似ているものの、ホールをセパレートする高い樹木は国内ではあまり目にすることはなく、これがハザードになっている。

 当時の予選カットは7オーバー。優勝は18歳のB・ヘンダーソンで、アンダーパーは7人しかいなかった。飛距離は出る方が有利だが、フェアウエーに運ぶ正確なショット、フェードやドローの打ち分けが要求される。

 全米女子OP2位が実力なのか、まぐれだったのか、この大会でわかるのではないか。渋野がプロ入りした当時からスイングを注視してきた並木俊明プロが言う。

「全米女子OPは、シャフトを以前の柔らかめのものに替えてイメージしたボールが打てていたのでしょう。振りも大きくなり、飛距離も伸びている。確かに良くはなっているが、まだ本物ではない。最終日の後半もスコアを伸ばせなかったし、先週も予選では60台のスコアを並べながら最終日の終盤に崩れた。優勝した19年全英女子の最終日はサンデーバック9でボギーなしの5アンダーです。当時は怖さ知らずではあったが、あのゴルフは強烈でした。あの頃は国内大会でも『そんなところから?』というようなロングパットを入れていたし、他の選手には真似ができないような強気のゴルフが渋野の持ち味。海外メジャーですからセッティングはタフです。攻め一辺倒というわけにはいきませんが、今回はサンデーバック9のゴルフに注目しています。その結果が8月の全英女子につながるはずです」

 まさに真価が問われる一戦だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください