1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

大谷を襲う「申告敬遠禍」…不動のリードオフマン離脱は本塁打王争いの行方にも影響必至

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月20日 9時26分

大谷を襲う「申告敬遠禍」…不動のリードオフマン離脱は本塁打王争いの行方にも影響必至

大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

 ドジャース大谷翔平(29)がエンジン全開だ。

 日本時間19日の敵地クアーズ・フィールド(コロラド州デンバー)でのロッキーズ戦で、リーグトップを走るブレーブスのオズナに並ぶ20号ソロ。飛距離145メートルは昨年7月のダイヤモンドバックス戦で放った150メートルに次ぐ当たりで、今季メジャー最長となった。標高1600メートルに位置し、「マイルハイ」といわれる打球が飛びやすい球場だけに、飛距離は割り引く必要がある。それでも特大弾を喫した相手のエース左腕ゴンバーは「失投を見逃してくれなかった。この地球上で最高の選手だ」と持ち上げた。

 これで今月6本塁打。4、5月にマークした7本塁打にあと1本と迫った。得意の6月に入って調子を上げ、オズナとの本塁打王争いはさらにヒートアップしそうだ。左手甲の骨折で離脱した不動の1番ベッツの穴を埋めて余りある活躍を見せているが、今後は一発が途切れかねない。

 大谷はリアル二刀流1年目の2021年以降、試合終盤の好機で勝負を避けられるケースが多く、申告敬遠は21年20個(ア・リーグ最多)、22年14個(同3位)、23年21個(同2位)だった。

 今季はドジャースの強力打線の恩恵もあって、ここまでわずか1個と昨季までと比べて極端に少ないが、ベッツの離脱で状況は一変。ベッツに代わって1番を打つ大谷から、スミス、フリーマンと続く打線は強力ではあるものの、この2人は心もとないところもある。

 走者一塁の場面では、スミスが打率.208、5併殺、フリーマンが同.226、6併殺と振るわないからだ。特にスミスは捕手の激務から夏場に調子を崩す傾向にあるだけに、相手バッテリーからすれば、あえて長打力のある大谷と勝負する必要はない。大谷を歩かせて、スミスとの勝負を選択するケースが増える可能性もある。

 ライバルで3番を打つオズナの申告敬遠は大谷と並ぶ1個。4番に昨季、ナ・リーグ二冠(54本塁打、139打点)のマット・オルソンが控えているからで、今後も相手バッテリーから真っ向勝負を挑まれるケースは多いだろう。

 申告敬遠が増えそうな大谷を尻目に、オズナが順調に本塁打を量産する可能性は十分にあり、本塁打王争いの行方にも影響しかねない。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷だが、日米での報じられ方には大きな違いがある。日本とはまったく異なり、米メディアによる近頃の大谷の評価は「いまひとつ」なのだ。いったいなぜか。

●関連記事【もっと読む】…では、その事情について詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください