竜星涼《平安ニーニー》隆家役で演技派の本領発揮！「光る君へ」永山絢斗の代役と忘れるほどのハマり役

「ニーニー」バッシングも今は昔（Ｃ）日刊ゲンダイ

　ネット上には《ハマりすぎてて、代役ってこと、すっかり忘れてた》なんて感想もある。吉高由里子（35）主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」に、藤原隆家役で出演中の竜星涼（31）をめぐるコメントが沸いている。

「竜星さん、イキイキとしていて目の光も強く、隆家を演じるのがとにかく楽しくって仕方ないという印象ですよね。あまりに隆家役がぴったりとハマりすぎていて、実は代役だったという事実を忘れている視聴者が多い。私もうっかりすると忘れそうなほどです」と笑うのは、芸能ライターのエリザベス松本氏だ。

　当初、隆家役を演じると発表されていたのは俳優の永山絢斗（35）。2023年6月に自宅で大麻を所持したとして、大麻取締法違反（所持）の罪に問われた。同9月に懲役6カ月、執行猶予3年を言い渡されている。永山は決まっていた隆家役を降板し、代役に竜星が選ばれたというわけである。

「ところがふたを開けてみたら、あまりにも竜星さんの隆家が良かった。《ホントは竜星涼での当て書きなんじゃ？》《むしろ永山絢斗より似合ってる》なんて声もチラホラ。生まれながらの陽キャで調子がいいけど計算高い。自分大好き超ポジティブ志向だけれど、人をけむに巻くところもある。いい加減なところだらけなのに、やたらと目がキラキラしていて、なんかちょっと憎めない隆家なんですよね」（前出のエリザベス松本氏）

　竜星といえば、視聴者から何かと酷評された2022年放送の黒島結菜（27）主演のNHK朝ドラ「ちむどんどん」で、 無責任男の“ニーニー”こと賢秀を演じた。その際《ニーニー、イラつく！！》《ウザイから見たくない！》などと大バッシングを浴びたものだ。

「国民の嫌われ者となったニーニーですが、2022年6月に『あさイチ』にスタジオ生出演した時は、視聴者みんなが驚いた。竜星さんは落ち着いた語り口調に、スタイリッシュなスーツスタイル。驚くほどの小顔に長すぎる手足を持つ圧倒的イケメン。《ニーニーと同一人物!?》なんて驚きの声が殺到しました。竜星さんは演技がとてもうまく、役に入りこむ役者さんなので、役によって顔つきまで変わって見えるんですよね。だからこそニーニーも嫌われたわけですが」（テレビ誌ライター）

　ニーニーが“国民の嫌われ者”だったことはもはや過去の話。今回の“ドンピシャ代役”で視聴者が竜星を見る目もすっかり変わったようだ。

「モデルとしてパリコレにも出演している竜星さん。先日はラルフローレンの公式インスタグラムの動画にも出演しており、歌手のアッシャーなどそうそうたる面々の中でも存在感を示していた。ラルフローレンの動画を見た違う海外ブランドから新たなオファーが来たとしても不思議じゃない。ファッションが大好きとのことで、それだけ服の着こなし方もセンスがあります」（女性誌編集者）

　一般的に急な代役は《よく頑張った！》と褒められたり称賛されるのが常。だが、もはや代役ということさえ忘れ去られてしまうというのも、なかなか珍しい。

「ネット上では『光る君へ』の隆家のことを冗談めかして《平安ニーニー》と呼んだりする視聴者もいますが、それだけ注目度が高いことの裏返しでしょう。竜星さんはこのところ一部の出演作の視聴率がパッとしないなど作品に恵まれないところもありましたが、いよいよ本領発揮といったところですかね」（前出のテレビ誌ライター）

　大河の代役がきっかけで、改めて演技派として世間に広く認知されそうだ。