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日本ハム水谷瞬プロ入り時のコーチが明かす覚醒のカギ「(当時)フライはまともに捕れず、バットにも…」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月21日 9時26分

日本ハム水谷瞬プロ入り時のコーチが明かす覚醒のカギ「(当時)フライはまともに捕れず、バットにも…」

水谷瞬(C)共同通信社

 交流戦で一気に頭角を表した。交流戦史上最高の打率.438をマークし、首位打者を獲得した日本ハムの水谷瞬(23)だ。

 昨オフの現役ドラフトでソフトバンクから移籍してきた「新星」のプロ1年目、ホークスで三軍外野守備走塁コーチを努めていた評論家の飯田哲也氏は、「ここまで活躍するようになって、うれしい限りです」と声を弾ませる。

 水谷は、島根・石見智翠館高からドラフト5位で入団。指名時の山崎賢一スカウトのコメントには、「192センチの大型外野手。50メートル6秒の俊足。打撃は140メートルを超える飛距離も魅力。将来トリプルスリーを狙える逸材」とある。甲子園出場はなく、全国的には無名の存在だったが、スカウト陣が視察した試合で豪快な一発を放ち、将来性を見込んで指名したという。前出の飯田氏は「身体能力は素晴らしかった半面、相当な粗削りでした(笑)」とこう続ける。

「フライはまともに捕れないし、バットにも全然当たらないという感じで。守備、走塁に関しては、基本のキから指導する必要がありました。守備はフライの捕り方、打球の追い方。走塁はリードの仕方、打球判断……。教えたすべてのことが水谷に伝わったかどうかはわからないですけど、本人には、すぐにはうまくならないから、コツコツやっていこう、というような話をしました」

■「新庄監督の考え方や方針にうまくフィット」

 古巣での5年間は、12球団屈指の分厚い選手層に阻まれ、一軍出場は果たせなかった。ソフトバンクのチーム関係者がこう言う。

「打撃に関しては、ようやく土台が固まってきたな、というタイミングでフォームをコロコロ変えるところがあった。土台がないから、安定して成績を残せなかった面もある。きちんとフォームを固めさえすれば、覚醒する可能性は十分にありました。日本ハムに移籍して環境が変わったことも、ポテンシャルが開花する後押しになったのかもしれません」

 前出の飯田氏も、「移籍した効果はあるでしょう」と、こう話す。

「日本ハムに行ってから、打撃はもちろん、守備、走塁も含めてすべての面で成長しています。さすがに首位打者を取るくらいまで打つとは思いませんでしたけど、新庄監督の考え方や方針にうまくフィットしたのだと思います」

 交流戦でのブレークは実力かフロックか。公式戦再開後、同一リーグとの対戦で結果を残すことができるのか。水谷の真価が問われる。

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