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クドカン「新宿野戦病院」は23年ぶりフジ水10 前作は“いわくつき”織田裕二「ロケット・ボーイ」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月22日 9時26分

クドカン「新宿野戦病院」は23年ぶりフジ水10 前作は“いわくつき”織田裕二「ロケット・ボーイ」

小池栄子と仲野太賀のW主演(C)日刊ゲンダイ

 26日に最終回を迎える、山下智久(39)主演「ブルーモーメント」(フジテレビ=水曜夜10時)。ネット上では《「コード・ブルー」と「TOKYO MER」を合わせたような感じ》とか《他の出演者のキャラ設定や演出も既視感だらけ》なんて冷ややかな声もあり、世帯視聴率は初回と第2話で8%台というまずまずの数字だったものの、第3話以降は6%前後に。

「この数字を物足りないと見る向きもありますが、全話平均で7%近くあれば合格と言っていいでしょう。前クールの福田麻貴さん主演『婚活1000本ノック』の全話平均が3%割れという“GP帯での危険水域”でしたから、2倍以上です。2022年にフジテレビが水曜夜10時に連ドラ枠を再開して以来、最高の数字は確保できそう」(テレビ誌ライター)

 ライバルの日本テレビが4月期から“水10ドラマ枠”を終了させたのも大きかったとはいえ、“山Pブランド”の面目はかろうじて保たれたといったところか。

「そして次の7月クールは、宮藤官九郎さん脚本『新宿野戦病院』。クドカン初の医療ものということで、ファンの注目を集めています。フジ水10枠は日テレの撤退を機に、“山P”から“クドカン”のリレーで攻勢に出ている気がしますね」(前出のテレビ誌ライター)

「新宿野戦病院」は、《新宿・歌舞伎町を舞台に“命”をテーマにした新たな“救急医療エンターテインメント”ドラマ》(公式HPより)。アメリカ国籍の元軍医を小池栄子(43)、カネもうけ主義のチャラい美容皮膚科医を仲野太賀(31)が演じる。

「W主演の小池さんと仲野さんをはじめ、“クドカンワールド”との相性抜群のキャスト陣には、わくわくしますね」

 そう語るテレビコラムニストの亀井徳明氏は、「特に50代前後の古くからのファンの期待は大きいんじゃないでしょうか」とこう続ける。

「宮藤さんといえば、2000年の『池袋ウエストゲートパーク』から直近の『不適切にもほどがある!』まで、TBSの磯山晶プロデューサーとのコンビで数々の話題作を生んできましたが、IWGPの次に脚本を担当したのは翌2001年の織田裕二さん主演『ロケット・ボーイ』。江角マキコさんの『ショムニ』や菅野美穂さんの『愛をください』 、江口洋介さん主演で二宮和也さんや上戸彩さんも出ていた『涙をふいて』 などを放送していた頃の水曜夜9時枠でした」

 その「ロケット・ボーイ」は収録済みの2話まで放送後、織田が病気のため撮影が中断。全11話予定を全7話に短縮し、収録済みの2話まで放送後、再開されるまで4週間を同じ織田主演の「踊る大捜査線」のダイジェスト放送 「ザッツ踊る大捜査線」 でつないで、そちらの方が視聴率が良かったという“いわくつき”の作品だ。

「その演出を担当していたフジテレビの演出家・河毛俊作さんと23年ぶりのタッグを組むのが『新宿野戦病院』ということで、磯山作品とは違ったクドカンワールドが見られそうです」(前出の亀井徳明氏)

「クドカン作品のベースにあるのは昭和のホームドラマ。それが今どきの若い世代に刺さるかどうかは不明です」(スポーツ紙芸能デスク)なんて指摘もあるが、見る人によっては“山P”よりも豪華な次回作で、フジ水10枠は上昇気流に乗れるか。23年前の“リベンジ”なるか。

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