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近藤真彦はナゼ嫌われる? 還暦ライブは満員御礼も、今も続く“大物の呪縛”と「明菜」「不倫」の余波

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月24日 9時26分

 メリー氏のマスメディアへの圧力は、昨年のジャニー喜多川氏の性加害問題に関する『再発防止特別チーム』の調査報告書でも指摘されている。それが独立したタレントや他事務所の男性アイドルの活動の妨げになっていたことは明らかである。一方、マッチもある意味“被害者”になっていた面は否めないという。

■“長男坊”だったのにジャニーズファンからも嫌われて…

「独立したタレントのファンは“ジャニーズの長男”と呼ばれるマッチをよく思わない。また、ジャニーズのタレントのファンからも、マッチは嫌われていた。その大きな原因は2014年大晦日の東京ドームでの『ジャニーズカウントダウンコンサート』で、マッチが13曲も持ち歌を歌ったことにあるでしょう。事務所総出のイベントで、観衆は若手アイドルのファンが多数を占めるのに、マッチの時間が異常に長かった。これも、メリー氏が作ってしまった状況でしょう。事務所に関わるスタッフにとって、メリー氏は絶対的な存在だった。その彼女が寵愛するマッチを大事に扱わないといけないと気を使いすぎたんでしょう。周りに祭り上げられるマッチはある意味、被害者とも言えますよ」(前出の週刊誌記者)

 絶対的な権力者の振る舞いは事務所や大手マスコミという内部では恐れられていたが、一部マスコミやファン、ネット民などの外部からは冷静に受け止められ、憎悪を抱かれることもあった。メリー氏の言動が近藤真彦のアンチ増殖につながった面もあるだろう。

「マッチは昨年、松本人志が企画、プロデュースする『ドキュメンタル』に出演して新境地を見せました。メリー氏がいたら、このようなお笑い企画には出られなかったでしょう。単に過去のヒット曲にぶら下がるだけではなく、新しい分野に挑戦して、もがいています。メリー氏の寵愛は彼にとって重荷だったのかもしれません」(前出の週刊誌記者)

 生前、メリー氏は「うちのトップはマッチです。SMAPじゃありません」と「週刊文春」の取材でハッキリと答えていた。

「彼女の良かれと思った行動は結局、各方面に悪い影響を与えていた。ジャニー氏の性加害はもちろん、メリー氏のような横暴な権力者も二度と生まれさせてはいけない。そのためにはマスメディアの監視が必要です。しかし、あれほどの大きな問題があったのに、民放テレビやスポーツ紙、雑誌メディアの多くは旧ジャニーズ事務所との距離が以前と全然変わっていない。危機感を覚えます」(前出の週刊誌記者)

 大手マスコミには、誰も幸せにしないメリー氏のような“モンスター”を生まない環境作りの整備が求められる。

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