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水卜麻美アナ謝罪で幕引き「24時間テレビ」寄付金着服…日テレ内部で“反対の声なし”の体質

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月24日 9時26分

水卜麻美アナ謝罪で幕引き「24時間テレビ」寄付金着服…日テレ内部で“反対の声なし”の体質

水卜麻美アナ(C)JMPA

「みなさまからの信頼を裏切ってしまう行為です。あらためて心よりお詫びいたします」

 6月20日放送の情報番組「ZIP!」でこう謝罪したのは、日本テレビの水卜麻美アナウンサー(37)。水卜アナが「ZIP!」に続いて「DayDay.」にも出演し、再び頭を下げたのは「24時間テレビ」の寄付金着服問題についてだ。

 昨年11月、日テレ系列「日本海テレビ」の元局長の男性が8年間で1000万円以上を着服した中に、「24時間テレビ」の寄付金264万円が含まれていたことが発覚。この問題で、24時間テレビは存続が危ぶまれた。

「番組の信頼を失墜させた募金着服について、日テレは内部調査で募金活動に関わった計283人に聞き取り調査を行い、新たな着服などの不正なしと発表。日テレ系列の民放31社で構成する『24時間テレビチャリティー委員会』内に不正防止対策チームを立ち上げ、新らたに規約を策定しましたが、外部からは〝今年は放送を見送るべき〟との声が少なくありませんでした」(スポーツ紙記者)

 だが、水卜アナが謝罪した20日、「24時間テレビ47」が8月31日、9月1日に放送されると発表。番組がスタートした1978年から使われていた「愛は地球を救う」から、「愛は地球を救うのか?」にテーマを変更するという。

「結局、責任者である社長ではなく、人気者の水卜アナを矢面に立たせて一件落着とばかりに、今年も放送するという発表に拍子抜けしました。従来からのテーマを疑問形にしたことで、SNSでは〝救うの、救わないの、どっちなんだい!?〟だの、〝身内が寄付金着服するくらいだから、救いようがないでしょ〟と大喜利状態になっています」(芸能ライター)

■原作者が亡くなった「セクシー田中さん」トラブル

 日テレは、昨年10月期放送の同局のドラマ「セクシー田中さん」の脚本を巡るトラブルで、原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が1月末に急死し、この問題がいまだ解決したとは言い難い状況にある。

「24時間テレビと直接関係ありませんが、読売新聞代表取締役主筆のナベツネこと、98歳の渡辺恒雄さんが今年も日テレの取締役に再任されています。フジテレビの日枝久さんが86歳にして相談役に再任されたことが話題になっていますが、その上を行くナベツネさんは取締役会の出席率でワースト記録を持っていることで知られているため、日テレのガバナンスは機能しているのかという声が多く上がっています」(前出・芸能ライター)

 では、寄付金着服問題で批判が集まっている24時間テレビの放送について、日テレ社内ではどういった意見が多いのか。
 
「上層部はもとより社員からも目立った反対の声はありません。なぜなら、一度打ち切ると再開が困難だからです。上から下まで問題意識が希薄だと思われても仕方ないですね」(日テレ関係者)

 24時間テレビと言えば、常連の旧ジャニーズ事務所(STARTO ENTERTAINMENT)のグループやタレントの出演が注目されている。果たして、今年はどれだけの募金を集めることができるのか。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

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