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西武・髙橋光成「0勝8敗」絶不調の根本原因…背伸びした“メジャー仕様”の肉体改造が裏目

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月25日 9時26分

西武・髙橋光成「0勝8敗」絶不調の根本原因…背伸びした“メジャー仕様”の肉体改造が裏目

髙橋光成(C)共同通信社

 西武の髙橋光成(27)が、また勝てなかった。

 23日のオリックス戦に先発し、今季自己最短となる3回2失点でKO。1安打5四死球と犠飛2本。独り相撲の自滅で無期限の二軍落ちが決まった。

 ここまで10試合で、0勝8敗、防御率4.42。開幕から8連敗は球団ワースト記録だ。

 その髙橋はかねてポスティングによるメジャー移籍を球団に訴えていた。昨オフの契約更改では渡辺GMに「気持ちはわかるけど、いてもらわなくては困る」と説得されたものの、早ければ今オフにも移籍が実現するともっぱらだった。

 すでに心ここにあらずだったのだろう。オフ期間に7キロ増の112キロと大幅な体重アップ。メジャー移籍を見据えた肉体改造に着手したが、これが裏目に出ている。

 昨季はMAX157キロを計測した直球が、今季は155キロにとどまり、クオリティースタートも10試合中3度と、ゲームをつくることすらできない。

 西武OBは言う。

「髙橋は入団時は体重88キロで、昨季は105キロ。パワーもスピードも十分あったのに、なぜそれ以上の大幅アップを目指したのか。投手は体重が1キロ増えただけでも感覚にズレが生じ、投球フォームを崩しかねない。何年もかけて徐々に増やしていくのが普通です。確かにダルビッシュ(現パドレス)や和田(現ソフトバンク)ら渡米前年に数キロ増やした投手もいるが、彼らも感覚の違いに苦労していた。ダルは8キロ増やして臨んだ渡米前年の2011年、オープン戦で右ヒジの張りを訴えて登板回避。開幕戦は7回7失点と炎上するなど、3~4月は防御率3.52と苦しんだ。5月以降は立ち直ったが、それを可能にしたのは、対応力、修正力が優れていたからこそ。髙橋にはまだその力がない。背伸びしすぎて墓穴を掘ったと言っていい」

 メジャー仕様ボディーで8連敗の髙橋。渡米を目指す投手にとって反面教師となりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 この日は髙橋が試合を壊したが、西武が勝てない要因のひとつは得点力不足だ。「1点を取るための策を編み出せない」のは誰に責任があるのか。

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