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巨人が「同ポジション」緊急トレードで企む真の狙い…松原を西武に放出、若林を獲得

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月25日 9時26分

巨人が「同ポジション」緊急トレードで企む真の狙い…松原を西武に放出、若林を獲得

巨人から放出された松原聖弥(C)日刊ゲンダイ

 24日、巨人は西武とのトレードに合意したと発表。松原聖弥(29)を放出し、同じ外野手の若林楽人(26)を獲得した。

 松原は今季、2年ぶりの開幕一軍メンバー入りを果たしたものの、わずか9試合で13打数2安打の打率.154で4月15日に登録抹消となっていた。二軍でも35試合で、打率.241、1本塁打、2盗塁だった。

 2021年には135試合に出場し、打率.274、12本塁打、37打点とブレーク。背番号は「9」に変更となり、主力の期待を背負ったものの、22年は打率.113に急降下。背番号はわずか1年で召し上げられていた。巨人のさるチーム関係者がこう言う。

「育成2年目の18年に高橋由伸監督に見い出され支配下登録された。21年には原監督にチャンスをもらってブレークしたが、この年、セの育成出身選手初の2ケタ本塁打を放ったことで勘違い。スイングが大振りになって打撃を崩した。その後は見切りの早い原監督の期待に応えようとする余り、プレーや気持ちに焦りが生じてしまった。サインの見落としなど、時にポカをやることもあって、結局干された。それでも、他球団の人気は高く、トレードのオファーは少なくなかった。環境が変われば、まだまだやれますよ」

 一方、西武から若林を獲得したのはどんな意図があるのか。巨人OBが話を引き取る。

「チーム編成的に不足している右打者が補強ポイントだった。加えて、元ドラフト1位の浅野翔吾(19)の存在とも無関係ではないともっぱらです」

 浅野は22年のドラフト1位で入団した高卒2年目の有望株だが、今季は一軍で3試合9打数無安打。二軍戦でも打率.201、2本塁打とパッとしない状態が続いている。

「阿部監督は就任以来、この浅野を『外野のレギュラー候補』と期待してきたが、腰痛の影響で昨秋キャンプは参加できず、今春キャンプも故障班スタート。開幕後は一軍で凡退した際、『本当に狙った球、球種が来たのか、それでスイングしたのか』と叱責した。ただ漫然と振っているようにしか見えないという指摘で、二軍降格後は狙い球を絞ることに取り組んでいるが、なかなか成果が出ていない。同じ右の外野手で、強肩、俊足と長所が重なる若林の獲得は、伸び悩む浅野の尻に火を付ける意味合いもあるのではないか」(巨人OB)

 巨人は阿部監督が昨年10月に就任以降、早くも4件目のトレード。優勝に向けて起爆剤になるか。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

 そんな若林には「致命的な欠陥」があり、新手地で生き残るためには「意識改革」が必要不可欠だ。いったいどんな問題を抱えているのか。

●関連記事【続きを読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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