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西野カナは令和でも「震える」のか…活動再開で作風に変化は? 識者は「男性目線の楽曲増加」の可能性を指摘

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月27日 9時26分

西野カナは令和でも「震える」のか…活動再開で作風に変化は? 識者は「男性目線の楽曲増加」の可能性を指摘

西野カナ(2011年撮影)/(C)日刊ゲンダイ

 歌手の西野カナ(35)が6月25日、芸能活動を再開すると発表した。7月には新曲をリリースするほか、11月にはコンサートを予定。本人が活動休止期間に入ったのは2019年2月3日のコンサートを終えてからだから、活動再開は約5年5カ月ぶりだ。

 2019年2月はどれほど昔かといえば、新型コロナウイルスの流行(2020年)以前であることはもちろん、もっと言うならば「令和」以前であり(改元は2019年5月1日)、もはや隔世の感も漂う。

■2010年には「会いたくて 会いたくて」が大ヒット

 西野は2008年2月デビュー。2010年には代表曲といえる「もっと…」「Dear…/MAYBE」「Best Friend」「会いたくて 会いたくて」がオリコン週間チャートのトップ10に軒並みランクイン。特に「会いたくて 会いたくて」は歌詞に出てくる「震える」というワードが、当時の若者から熱烈に支持された。

 それから長い年月が過ぎた2024年。同曲が発表された2010年といえばLINEのサービス開始以前という、いわば「通話とメール全盛」の時代だ。一方、14年後の世界はLINEはもちろんXやインスタグラムなどSNS全盛の時代であり、着信が「通話もしくはメールがあったこと」以外にも意味を持つ、具体的には振動ではなく一瞬の通知音で代用されるようになった時代ともいえる。

 となれば、携帯電話があまり「震えなくなった」ともいえる令和に活動を再開するにあたって、西野の作風が変化したりするのだろうか。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、若者が使うITツールは変化しているものの、「その『魂』にはあまり変化は見られない」としつつ、西野がこの時期に活動再開を思い立ったきっかけの「可能性」について指摘する。

「西野さんがデビューした時にはまだ存在していなかったTik Tokですが、ここにアップされている動画を見てみると、『西野カナ』的なフレーズ、具体的には比喩などではなくストレートな表現で自身の恋愛模様を描いていると思われる投稿をチラホラ見かけます」

 また井上氏は、西野がデビューした頃にはなかったYouTubeのショート動画にもこの傾向が見られると指摘する。

「これらの動画を投稿しているのは、やはり西野さんの歌を聴いて育った世代とみられ、『若かった頃の自身の恋愛を楽曲に重ねて懐かしんでいるよう』に思われます。つまり、活動休止期間は5年以上と長いものの、SNS上には西野さんの楽曲が受け入れられる素地が充満しているように感じます。このような空気を本人やスタッフが感じ取って、『活動再開は今だ!』と判断した可能性はあるでしょう」(井上氏)

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