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金丸&宗山 今秋ドラフト「投打の目玉」に異変…そろって故障&大学代表辞退でスカウトてんやわんや

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月27日 9時26分

金丸&宗山 今秋ドラフト「投打の目玉」に異変…そろって故障&大学代表辞退でスカウトてんやわんや

関大の金丸夢斗(C)共同通信社

 今秋ドラフトの投打の目玉が代表入りを逃した。

 24日、7月の「プラハ&ハーレムベースボールウイーク」に出場する大学日本代表が決定。1位候補の青学大・外野手の西川史礁(4年)ら選出された24人のメンバーの中に、左腕の金丸夢斗(関大4年)と遊撃手の宗山塁(明大4年)の名前はなかった。

 金丸はプロのスカウトから、「10年に1人の逸材」「カブスの今永昇太以上の可能性を秘めている」と称賛の声が相次ぐなど、今秋ドラフトで最も人気を集めるとみられていた。

 兵庫・神港橘高から関大に進学し、1年秋からベンチ入り。今年3月には侍ジャパンのトップチーム入りを果たし、欧州代表との強化試合で2回無安打と好投した。今春リーグ戦も防御率0.00の無双状態。12球団が1位候補に挙げている。

■力投型、フル回転の反動

 そんな金の卵に異変が生じたのが5月11日の関学大戦だ。登板中に腰痛を訴え、四回限りで緊急降板。その後、腰の骨挫傷が判明したのだ。本人は代表入りに意欲を燃やしていたものの、辞退に追い込まれた。

 腰の骨挫傷は症状によって全治に長短はあるが、「一般的には1カ月は経過観察が必要。病院での通院治療が必要となると、半月程度の海外遠征に同行するのは難しい」(某トレーナー)という。

「2年時からフル回転してきた反動でしょう」とは、セ球団の某スカウトだ。

「金丸は故障が一番怖い。177センチ、78キロと体は大きくないものの、鋭い腕の振りと下半身のひねりによって、素晴らしいボールを投げる。裏を返せば、腰など体に負担がかかりやすいフォームともいえます。常に100%の力を出し切る力投型ですから、なおさらです」

 2年時からプロが視察に訪れ、メディアの注目度も高い。

「関大もピリピリしている。メディアに対して先日、金丸の取材日を限定する旨を通達したほどです」(放送関係者)

 前出のスカウトが続ける。

「今後の腰の状態次第では、指名を回避する球団が出てきても不思議ではない。昨秋ドラフトでは、下村(青学大=阪神)、草加(亜大=中日)ら、1位指名投手が相次いで故障離脱した。兵庫県出身の金丸にとってご当地球団の阪神は、下村のトラウマに加え、即戦力の内野手を1位指名する可能性がある。左投手が補強ポイントの巨人なども、今後の投球を注視することになります」

 大学ナンバーワン野手との呼び声が高い宗山にも異変が生じている。

新たな故障疑惑と伸びしろ

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