大谷は7月に「強制休養」か…打撃三冠目前の絶好調も指揮官は「最終的な目的」が第一優先
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月27日 9時26分
大谷翔平(C)共同通信社
ドジャース大谷翔平(29)が最高の状態でレギュラーシーズンを折り返した。
日本時間26日のホワイトソックス戦は先頭打者弾に勝ち越し適時打。6月の10本塁打はメジャー最多で、球団タイ記録の9試合連続打点をマークした。
レギュラーシーズン162試合の半分となる81試合を終了し、打率.320、24本塁打、60打点。打率、本塁打はリーグトップをキープし、打点はともに64打点でトップのフィリーズ・ボーム、ブレーブス・オズーナの2人に迫っている。
大谷は打撃好調の要因について、「打つ球をしっかり打てているし、ボール球をしっかり見送れているっていうのが一番いいところかなと思います。自分のしっかりとしたアットバット(打席)を繰り返すことでチームにもいい結果が生まれる」と説明。今季は打者に専念していることで、「確実に運動量が少ないので、リカバリーがしっかり取れるのは間違いない。毎年、経験を重ねるごとに打者としても成長できているので、いい成績に結びついていると思う」と話した。
大谷は毎年、6月に結果を残しているが、リアル二刀流をこなしてきた2021年から昨季までは投打に渡るフル稼働による疲労から、7月に失速を繰り返してきた。昨年までのメジャー6年間での通算月別成績を見ると、6月は打率.329、52本塁打、111打点に対し、7月は打率.249、31本塁打、66打点と別人のような成績だ。大谷が「リカバリーがしっかり取れている」と話している通り、打者に専念している今季は7月に極端な失速は避けられるかもしれないが、出番は減る可能性もある。
デーブ・ロバーツ監督は常々、「我々がすべきことは彼に最終的な目的(ワールドシリーズ制覇)を理解させ、10月まで万全の状態にさせることだ」などと、ポストシーズンを見据えて起用する方針を明かしているからだ。
■スミスがDHで起用されるケースが増えるかも
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。
「地区連覇中のドジャースの目標は単なるポストシーズン進出ではなく、あくまでもワールドシリーズ制覇にある。20年に32年ぶりの世界一になって以来、昨季まで3年連続でポストシーズンに駒を進めながら、21年はリーグ優勝決定シリーズ、22、23年は地区シリーズで姿を消している。ここ数年はレギュラーシーズンを勝ち上がるメドが立つと、ポストシーズンに備えて主力を休ませる傾向にあります。今季もナ・リーグ西地区で独走状態だけに、主力を休ませてポストシーズンに臨むでしょう」
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