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ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月28日 9時26分

ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由

佐々木朗希(C)共同通信社

 一軍に上がったと思ったら、1試合に投げただけで再び登録抹消――。

 佐々木朗希(22=ロッテ)の虚弱体質はプロ5年目を迎えても何も変わっていない。以前からドジャースとデキているといわれるだけに、さすがに他のメジャー球団は愛想が尽きたかと思ったら、さにあらず。むしろ評価はうなぎ上り。今オフ、ポスティングでメジャー挑戦するようなら、「全30球団が獲得に名乗りを上げるかもしれません」とア・リーグのスカウトがこう続ける。

「今季は球速を抑えて体調を維持、年間を通じてローテを守るつもりだったようですが、5月10日の日本ハム戦で六回途中、8安打5失点と打ち込まれてやり返す気になったのでしょう。同17日の日本ハム戦と同24日のソフトバンク戦で出力を上げた。そうやって160キロ超の速球をガンガン投げ込んだ反動が出たのですよ。2度の離脱に関してはむしろ、自己管理能力に長けている、ケガを未然に防ぐ意識が強いと受け止めています。

 まだ22歳。当分の間、登板間隔をあける必要はありますが、体が出来上がるであろう26、27歳になれば変わるとみています。なによりもドジャースの大谷(29)や山本(25)以上のポテンシャルをもった投手が、25歳ルールのおかげでマイナー契約で獲得できるのは大きい。もし、25歳になっていれば、山本の12年約465億円を超すカネが必要でしょうからね」

 佐々木に関しては、中でもヤンキースのキャッシュマンGMがゾッコンだ。昨オフ、山本獲得に本腰を入れながらドジャースに奪われただけに、今度こそという思いは強いそうだが、目の色を変えているのはヤンキースに限らない。

「パドレスが佐々木に対して怪しい動きをしていると聞きました」とは西海岸の代理人関係者だ。

 パドレスはドジャースと同じナ・リーグ西地区に所属。ダルビッシュ(37)や松井裕(28)のいるドジャースのライバル球団だ。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

 佐々木の争奪戦で巻き返しを期すヤンキースも、急浮上したパドレスも、それ以外の球団も、共通するのはドジャースに対して強い憎しみがある点。いったいなぜか。

●関連記事【続きを読む】…ではドジャースのタンパリング疑惑などに触れ、詳しく報じている。

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