1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

ヤラセ?仕込み? テレ朝株主総会で一部株主が前川喜平氏を“褒め殺し”の侮辱… 議長の早河洋会長は制止せず

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月28日 11時28分

ヤラセ?仕込み? テレ朝株主総会で一部株主が前川喜平氏を“褒め殺し”の侮辱… 議長の早河洋会長は制止せず

テレビ朝日HD株主総会後に会見をする「テレビかがやけ!市民ネットワーク」(前川喜平・元文科次官=右)/(C)日刊ゲンダイ

 27日は上場企業の株主総会集中日。前川喜平・元文科次官と田中優子・前法政大総長が共同代表を務める市民グループ「テレビ輝け!市民ネットワーク」が株主提案していたテレビ朝日ホールディングス(HD)の株主総会も都内で開かれた。

 市民グループは、テレビ局に、権力に屈することなく報道機関としての本来の役割を果たしてもらいたいと結成された。49人でテレ朝HD株(27日の終値2160円)の4万株超を買い集めて株主提案権を取得し、4議案を提案。〈過去10年間に政治権力から圧力を受けた場合や、放送番組審議会が機能不全に陥っている場合には、独立した第三者委員会を設立して調査・公表する〉〈番組審議会委員らの任期に上限を設ける〉などの定款変更を求め、〈共同代表の前川氏を社外取締役に推薦〉した。

 テレ朝側は「ご指摘のような事実は一切ない」「ガバナンス改革に継続して取り組んでいる」などとして株主提案に「反対」し、株主総会ではいずれの提案も否決されたが、総会終了後、前川氏ら市民グループのメンバーが会見し、総会でのやりとりを明らかにした。

 メンバーが「面白かった」と特に言及したのが、前川氏の社外取締役推薦提案に対する一部株主の質問だ。議長を務めた早河洋テレ朝HD会長が真っ先に当てた男性が口にしたのは、前川氏への“褒め殺し”だったという。

「なぜ社外取締役推薦に反対するのか」と会社側に疑問を投げかけるスタイルを取りながら、読売新聞の「出会い系バー通い」報道を持ち出し、「下半身に人格はないからいいじゃないか」「昔の政治家には妾がいた」など長々と話し続けたという。

 前川氏らメンバーは「侮辱であり、名誉毀損にあたる内容」だとして、早河議長に「議事進行役として侮辱発言をなぜ制止しなかったのか」と問うと、「自由な議論の場ですから」などと答えた。ヤラセや仕込みの質問ではないかと感じたという。

 ただ、全体としては「バッサリ切る感じではなかった」ということで、「視聴者の声を代表するグループが総会に出てきた。あながち無視できないのだろう」と、成果はあったと総括した。

 市民グループは、来年も株主提案を続ける方針。テレ朝はいまから戦々恐々じゃないか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください