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維新馬場代表が野党を「ぬるま湯」と批判もブーメラン…《熱湯をかぶった方がいいのは貴方》

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月28日 13時58分

維新馬場代表が野党を「ぬるま湯」と批判もブーメラン…《熱湯をかぶった方がいいのは貴方》

自分にカツを入れるべき(C)日刊ゲンダイ

《熱湯をかぶった方がいいのは貴方》《もたれ合い、ぬるま湯につかった交渉の結末が今回だった》……。ネット上では「おまいう」的な論評が多いようだ。

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡る政治資金規正法改正案の審議中、自民総裁の岸田文雄首相(66)との首脳会談で合意したはずの調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)改革が先送りされたのを受け、改正案の対応が二転三転せざるを得なくなった日本維新の会の馬場伸幸代表(59)。

 与野党内からは維新の対応に「連立入りをほのめかされて舞い上がった」「自民の術中にまんまとはまった。みっともない」などと批判や呆れる声が相次ぐ中、27日、馬場氏は福岡市で開かれた「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で講演。自民、立憲民主の両党に対して「もたれ合い、ぬるま湯につかっている」「熱湯を入れて震え上がるくらい活を入れないと日本の政治は良くならない」などと訴えた。

■元大阪府知事の橋下徹氏も「党首会談での馬場さんの確認ミス」とバッサリ

 馬場氏から見れば、立憲民主など既存の野党の国会対応は“なれ合い”であり、カツを入れるためには熱湯をぶっかけるぐらいの強い姿勢で自民に向き合う必要があると言いたかったのだろう。ただ、仮にそうであればなおさら、今回の規正法改案の審議中に自民と“手打ち”し、衆院で賛成に回ったのか。まさに「ザ・もたれ合い」を象徴するかのような出来事だ。

 そして参院では一転して反対に回り、規制法案が可決、成立後は維新として政策活動費の廃止を公表するというのもトンチンカン。衆院審議中から、立憲民主や共産党がすでに廃止を訴えていたのだから、足並みを揃えるべきだった。

 馬場氏は講演で、旧文通費の見直しを自民が先送りしたことについて、「『騙された方が悪い』という理屈が通るのであれば夢も希望もない」と非難していたが、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)は「自民党が嘘をついたわけでなく、単純に党首会談での馬場さんや維新執行部の確認ミスの話」と切り捨てられる始末だ。

「第2自民党」を公言していた馬場氏。他の野党を腐す前に、ぬるま湯にどっぷりと浸かった自身を反省した方が良さそうだ。

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