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大谷のホームランダービー出場に待った! 本人は乗り気でも渦巻くMLBとドジャースの思惑

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月29日 11時27分

大谷のホームランダービー出場に待った! 本人は乗り気でも渦巻くMLBとドジャースの思惑

大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

 打撃絶好調のドジャース・大谷翔平(29)が日本時間28日に発表されたオールスター(7月17日=テキサス州アーリントン)のファン投票の1次結果で、277万7173票を集め、ナ・リーグDH部門1位。31日からの最終投票では、フィリーズ・シュワーバーとの一騎打ちとなるが、ライバルは同日のマーリンズ戦で股関節を痛めて途中交代したため、離脱すれば大谷の4年連続出場が決まる。

 大谷は球宴前日の恒例イベントであるホームランダービーについて「もちろん、やりたい気持ちはある。どの選手もそうだと思う」と、3年ぶりの出場に関して前向きに話した。

 もっとも、今季は来季開幕からの投打の二刀流復帰に向けて昨年9月に手術した右肘のリハビリ中だけに「ドクターの許可やトレーナー、チームの承認が必要になる」と慎重な姿勢も崩さない。

 いずれもリーグトップの打率.322、25本塁打で打線をけん引する大谷の本塁打競争への参戦に関してロバーツ監督は「スイングが多くなり、激しさも増す。彼はリハビリ中なので、ドジャースの監督としては、より慎重にならざるを得ない」と本音を口にしている。

 昨季、アジア人初の本塁打王(44本)を獲得し、メジャーを代表する長距離砲の1人である大谷が出場すれば、球宴前日のイベントが盛り上がるのは確実。派手に打ち合うビッグボールを好む開催地テキサスのファンの喝采を浴びるのは間違いないが、当初は出場を打診するとみられていたMLB内部では慎重論も多いという。

■来季開幕からの二刀流復活を優先させたいMLB

 MLBは大谷が本塁打競争に出場することで一時的な盛り上がりを期待するよりも、来季開幕からの二刀流復活を優先させたい思惑がある。

 超特大の一発に加えて、160キロを超える剛速球が戻れば、ド軍だけでなく他球団の観客動員数やテレビ視聴率、広告収入など、メジャー全体の収益向上を見込めるからだ。

 約半月後に迫った球宴は、本戦も含めたチケットの売れ行きが好調。特に本塁打競争はバックネット裏やボームランボールを入手できる外野の高額席は残りわずかとなっている。集客面で大谷に頼る必要はないのだ。

 スタミナの消耗が激しく、フィジカルへの負担が大きい本塁打競争に駆り出して患部を悪化させたり、後半戦の失速を招くようでは本末転倒。

 二刀流復活を心待ちにするMLBは大谷への出場要請を見送りそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷はなぜオールスターのファン投票で「最多得票」を取れないのか。圧倒的成績を残しながらも首位のフィリーズ主砲に26万票の大差を付けられ、現在3位となっているのだ。

●関連記事【もっと読む】…では、その理由について詳しく報じている。

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