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杉咲花「アンメット」大絶賛 次期フジ月10杉野遥亮「マウンテンドクター」への期待と不安要素

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月29日 9時26分

杉咲花「アンメット」大絶賛 次期フジ月10杉野遥亮「マウンテンドクター」への期待と不安要素

「アンメット」ロス?(C)日刊ゲンダイ

 水川あさみ(40)主演「笑うマトリョーシカ」(TBS=金曜夜10時)が6月28日、目黒蓮(27)主演「海のはじまり」(フジテレビ=月曜夜9時)が7月1日と、早くも地上波GP帯の“夏ドラマ”がスタート。

「GP帯の連続ドラマは通常1~3週間のインターバルを空けることが多いのですが、この夏はパリ五輪があるので、話数調整のために開始を早める枠もあります。局の広報さんの中には《番宣がなかなかできない》と嘆いている人も少なくない」(テレビ誌編集者)

 それでなくても春ドラマを振り返ると、世帯視聴率ベースでは、全話で安定した数字を確保した長谷川博己(47)主演のTBS日曜劇場「アンチヒーロー」、最終回に春ドラマトップの数字を叩き出した木村拓哉(51)主演のテレ朝木9「Believe-君にかける橋-」の2作以外は2ケタに遠く及ばず、低落傾向に歯止めがかからない。

「でも、希望はあると思うんですよ」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は春ドラマで視聴率以上にインパクトを残した「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ・フジテレビ系=月曜夜10時)の反響に「光を見た」と、こう続ける。

「『アンメット』の見られ方は近年の地上波連ドラの中では特殊なものでした。世帯視聴率も高くて再生数も多い“大ヒット”と呼ばれる作品には否定的な意見も多いもの。でも『アンメット』に関するネット上の書き込みは、ほとんどが称賛の声ばかりなんです。6月24日の最終回放送後のネットニュースの数や、それに対するコメントの数は過去最高クラスでした」

 確かに《(主演の)杉咲花さんをはじめ、役者陣の演技が素晴らしかった》《原作に対するリスペクトがあり、原作の世界観をきちんと映像化していた》《1話からまた見直したくなる終わり方》《正直、ロス。ブルーレイ買おうかな》などなど、熱いコメントが数多く見受けられた。

「高視聴率の実績がある“ビッグネーム”をキャスティングしたり、ストーリーの“伏線と回収”に重きを置くのもドラマ戦略のひとつだし、それを楽しみにする視聴者もいます。でも、原作物でもオリジナル物でも伝えたいことの芯がしっかりしていて、そこに演者さんとスタッフが共通理解を持って向かっていれば、ドラマファンの心は動くはず。過去のヒット作の要素を寄せ集めるのは手堅い手法かもしれませんが、それより大事なことがあると、ドラマに関わる人たちに刺激を与えたのが『アンメット』だったと思います」(前出の亀井徳明氏)

 そんなカンテレ制作の“フジ月10”の次回作は、杉野遥亮(28)主演で“山岳医療”に焦点を当てたオリジナル作品「マウンテンドクター」で、7月8日からスタート。広義の“医療もの”が続く上、6月26日に最終回を迎えた山下智久(39)主演のフジ水10「ブルーモーメント」とも少し被りそうなイメージだが……。

「その『ブルーモーメント』も開始当初は『TOKYO MER』(TBS)に似ているともっぱらでした。『マウンテンドクター』は寄せ集めの山岳医療チーム・MMTが結束していく人間ドラマも描かれるようです。そこに“既視感”を抱く視聴者も多そうですし、今の季節、現実に山で重大な災害や事故が発生した場合、ドラマ自体の放送はどうなるのかという不安もある」(前出のテレビ誌編集者)

 いくつかの不安要素を払拭し、「アンメット」に続いて高評価を得られる作品になれるか?

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