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高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月1日 15時58分

高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

キャラを見事に再現(C)日刊ゲンダイ

「これ以上のピノコはいないというくらいのピノコ」――主演の高橋一生(43)がそう絶賛したというのもうなずける。6月30日に放送されたテレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」。

 手塚治虫原作の名作漫画「ブラック・ジャック」の《連載開始50周年記念》と銘打って、24年ぶりにテレビドラマ化。ブラック・ジャックを高橋、助手で“おくたん”のピノコを「天才子役」と名高い永尾柚乃(7)が“完全再現”してみせた。

 放送後のレビューサービス「Filmarks」ドラマの評価も5点満点で3.7(7月1日現在)とまずまず好評。《ドラマ化してイマイチになるときもあるけど これはキャストもよかったし面白かった!》《俳優達のキャラ人格熱演により、手塚治虫の哲学代弁者となっていた》などと好意的なレビューが目立つ。劇中にうまい具合に「ヒョウタンツギ」を登場させる遊び心など、手塚ファンに対するサービスも抜かりがなかった。

 平均視聴率は世帯10.3%(個人5.9%)と2ケタを記録(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。今どきなら高視聴率と言えるだろう。

 元テレビ誌編集長は「高橋さんのブラック・ジャックはもちろんですが、柚乃ちゃんがピノコの決めセリフ『アッチョンブリケ』をどんな感じで言うのか、最初から注目して見ちゃいましたもんね。ああ、これは確かに想像以上にピノコだなあ、とニヤニヤしちゃいました」と笑いながら、こう続ける。

「続編、シリーズ化、連ドラ化を希望する声も多いですが、実際には難しいかと。柚乃ちゃんのピノコが完璧すぎたからです。原作を知っている人なら分かるでしょうが、ブラック・ジャックによって“再生”したピノコは身長が伸びない。体は“成長”しません。でも、現実の柚乃ちゃんは成長する。ピノコを演じるとしても、せいぜい後1年ぐらいでしょう。9歳、10歳となればもっと大人びてくるはず」

 7歳の今だからこそ“完璧なピノコ”が演じられたというわけだ。

「原作改変が批判の的になることはままありますが、こと今回の『ブラック・ジャック』に関しては、むしろ原作の持つ雰囲気を壊すことなく、よくここまで現代風にアレンジできたものだと感心しましたね。ドクター・キリコに石橋静河さんという配役に批判の声もありましたが、ドラマ全体を通して、中高年のオールドファンも納得の出来では。脚本の森下佳子さんが原作のエピソードをつなげ、いくつもプロットを作っては捨てという作業を繰り返したというのも分かります。制作陣の熱量とか、苦労の跡がしのばれました。それだけに同じキャスト、スタッフで続編を望みたいのはやまやまですが……」(スポーツ紙芸能デスク)

 振り返れば、映画「ハリー・ポッター」シリーズで、主演のダニエル・ラドクリフ(34)に途中から《成長しすぎ》《大きくなりすぎ》なんて声も上がっていたものだ。とはいえ、1年以内にもう1作だけでも。まあ、思い切ってピノコも成長するという設定に変えてみるというのは……その原作改変はバッシングが起きそうか。

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