なぜ女子ゴルフ界にスライサーが増えた?桑木志帆も持ち球で「資生堂レディス」リベンジV
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月2日 9時26分
桑木志帆(C)共同通信社
【資生堂レディス】
昨年の大会はプレーオフで櫻井心那(20)に負けて大粒の涙を流した桑木志帆(21)。同じ舞台でツアー初優勝を遂げ、歓喜の涙となった。
悪天候で2日目が中止となり54ホールに短縮された今大会の最終日。桑木は通算9アンダーの堀琴音(28)に1打差2位から発進。終盤は堀と一騎打ちとなり、通算11アンダーで逆転した。
「今は初優勝をした実感がなくて、何を言おうか頭が真っ白なんですが、去年の忘れ物を取りに来れて本当に良かった」
優勝スピーチでこう語った桑木。今季の平均飛距離は248.33ヤード、時には260ヤード以上飛ばすこともある。65をマークして首位に立った初日には、「去年(約239ヤード)より全然違うぐらい飛んでいる。持つ番手が短い分、ピンに絡めてるかなって感じ」とコメントしている。
その桑木の持ち球はフェードというよりスライス。優勝を争った堀や今季3勝の竹田麗央(21)、桑木とプロ入り同期で仲の良い佐久間朱莉(21)や原英莉花(25)もそうだ。
小柄な選手が多い女子プロ界では、右方向に打ち出して、左へ戻ってくるフック打ちが主流。ボールがよく転がり飛距離が稼げるからだが、最近はその逆にスライス系のボールで攻める選手が目立つようになった。
フェード打ちの石井明義プロがその理由をこう語る。
「ドライバーもそうだが、特にピンを狙うアイアンはフックより、スライス系のボールの方がコントロールしやすい。しかも最近の7番は昔の5番くらいロフトが立っているので飛距離が出る。ボールもよくなっているし、今の女子プロはトレーニングで体を鍛え筋力もある。フックを打たなくても飛距離が大きく劣ることはなくなったのが理由でしょう。スライス系のボールの方がグリーンで止めやすく、ラフからでもクラブの抜けがいい。ピン位置が難しい右奥でも攻めやすい。米女子ツアーで戦う古江彩佳(24)もフック打ちだが、今年はショートアイアンでフェードも打っている。米国でその必要性を実感したからでしょう」
今後はスライサーが激増するか。
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