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女子レスリング68kg級 慶大ガール尾崎野乃香はパワータイプを相手に持ち味のスピードを生かせるか【パリ五輪メダル有力競技 ココが見どころ】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月2日 9時26分

女子レスリング68kg級 慶大ガール尾崎野乃香はパワータイプを相手に持ち味のスピードを生かせるか【パリ五輪メダル有力競技 ココが見どころ】

尾崎野乃香(C)日刊ゲンダイ

【パリ五輪メダル有力競技 ココが見どころ】

 女子レスリング68kg級

 表彰台はもちろん、金メダルラッシュを期待されているのが男女レスリングだ。前人未到の133連勝で本番に臨む女子53キロ級の藤波朱理(20)、連覇を狙う同50キロ級の須崎優衣(24)らを筆頭に金メダル候補がひしめいている。今回の代表メンバー13人は東京大会の12人を上回り、アテネ、ロンドンと並んで過去最多となった。前日本協会強化本部長で、拓殖大学レスリング部部長の西口茂樹氏(58=国際学部教授)がお家芸種目の行方を占う。今回は【女子68キロ級】。

  ◇  ◇  ◇

 須崎、藤波に続くメダル候補は、尾崎野乃香(21)。レスリングでは珍しい慶応大に籍を置いている。

 22年の全日本選抜選手権で、東京五輪62キロ級金メダルの川井友香子(現・恒村友香子)を破って連覇を達成。世界選手権も制して、代表候補に浮上したが、国内の2大会で優勝できず、62キロ級での代表入りを逃した。68キロに階級を上げ、今年1月の代表決定プレーオフで22年世界選手権銀の石井亜海(育英大)に残り1秒で逆転勝ちし、初の代表切符をつかんだ。

「女子レスリングの68キロ級はパワーに頼り、攻め方が一直線という選手が少なくありません。尾崎は階級を上げたとはいえ、筋力をつけてパワフルなレスリングをするのではなく、彼女の持ち味であるスピードを生かせば、海外勢には対応できないはずです。海外勢は差し(相手の脇に腕を入れて体勢を崩すこと)や、ツーオンワン(両腕で相手の片腕をコントロールしながら崩す技術)を仕掛けてくるはずなので、それを横に回ってかわしながら、思いきって片足タックルに入る展開に持ち込めれば、金メダル獲得を期待できます」

 女子では他に57キロ級の桜井つぐみ(22)、62キロ級の元木咲良(22)、76キロ級の鏡優翔(22)が初の五輪に挑む。

「いずれの階級も海外勢に難敵が多く、激戦区ですが、勝つチャンスは十分にあります。桜井、元木、鏡は世界選手権で結果を残しており、攻めの姿勢を貫けば勝機は見えてくる。女子6階級全てで金メダル獲得を狙える。女子の最多タイだった東京の金4個を上回る可能性はあります」

(つづく=【男子編】)

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