1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

女子だけじゃない!レスリング日本代表は男子も逸材ゴロゴロ、メダルラッシュの予感【パリ五輪メダル有力競技 ココが見どころ】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月2日 9時26分

女子だけじゃない!レスリング日本代表は男子も逸材ゴロゴロ、メダルラッシュの予感【パリ五輪メダル有力競技 ココが見どころ】

昨年9月の世界選手権57キロ級で準Vした樋口黎(C)共同通信社

【パリ五輪メダル有力競技 ココが見どころ】

 男子レスリング

 表彰台はもちろん、金メダルラッシュを期待されているのが男女レスリングだ。前人未到の133連勝で本番に臨む女子53キロ級の藤波朱理(20)、連覇を狙う同50キロ級の須崎優衣(24)らを筆頭に金メダル候補がひしめいている。今回の代表メンバー13人は東京大会の12人を上回り、アテネ、ロンドンと並んで過去最多となった。前日本協会強化本部長で、拓殖大学レスリング部部長の西口茂樹氏(58=国際学部教授)がお家芸種目の行方を占う。今回は【男子編】。

  ◇  ◇  ◇

■男子フリースタイル

 リオ大会銀メダルで57キロ級の樋口黎(28)が2大会ぶり出場、65キロ級の清岡幸大郎(23)、74キロ級の高谷大地(29)、86キロ級の石黒隼士(24)の3人は初の五輪マットに立つ。

 樋口は21年4月の東京五輪アジア予選(カザフスタン)の計量で50グラムオーバーで失格となり、2大会連続出場を逃した苦い過去がある。23年に結婚し、今年2月に第1子が誕生してからは、自覚が芽生えて自己管理もできるようになったという。

「樋口は相手との距離感を掴むのがうまく、タックルを1~2回入っただけで、間合いを確実に1センチ縮めてくる。近づき過ぎると相手にタックルを入られるリスクが高くなりますが、樋口は自分が入りやすく、なおかつ相手に入られない距離を修正する能力に長けている。組み手もうまく、取った後の処理の仕方も豊富。ライバルのステバン・ミチッチ(セルビア)には昨年の世界選手権で4-7で敗れましたが、1点差でもおかしくはない内容だっただけに、限りなく金に近い存在です」

■男子グレコローマンスタイル

 東京五輪銀で60キロ級の文田健一郎(28)、23年世界選手権3位で77キロ級の日下尚(23)、アジア予選で出場を決めた67キロ級の曽我部京太郎(22)の3人が出場する。

 グレコローマンでは日下に表彰台の期待がかかる。

「スタミナを武器に、執拗な差しから逆に相手のスタミナを削って根負けしたところを仕留めるのが日下のスタイルです。自分の武器を理解しており、勝ち方も知っている。今年のアジア選手権では世界選手権連覇のアクジョル・マフムドフ(キルギス)を破って自信をつけた上に勢いもある。大技の習得にも取り組んでおり、グラウンドからの失点を減らせれば、金を狙える実力は備わっています」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください