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新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月2日 9時26分

新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

大の里(C)共同通信社

 1日、14日初日の名古屋場所の新番付が発表され、大の里(24)が関脇に昇進した。

 5月の夏場所で、初土俵から7場所目での史上最速優勝を果たし、今場所の結果次第では〝飛び級〟での大関昇進が確実視される。大関昇進の目安は「三役で3場所33勝以上」とされ、協会の高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「足がかりになる」とあくまで、優勝した先場所の12勝が起点になるとの意見を示しているものの、「この名古屋場所で連続優勝、あるいは、それに準じる成績を残せば、間違いなく大関昇進が検討されることになるはずです」(某親方)との声が大半だ。

「大の里は新入幕の初場所から11勝、11勝ときて先場所は12勝で初V。日ごろは厳しい元横綱大乃国の芝田山親方が、『将来はものすごい横綱になる。とんでもない素質がある』とべた褒めするなど、その実力は折り紙つきです。ただ…」

 と、前出の親方がこう続ける。

「今場所も優勝候補の筆頭に挙げられますが、不安があるとすれば稽古量でしょう。最速優勝を果たした先場所後、本人が『こんなに忙しいとは思わなかった』と話したように、イベントや取材などでスケジュールが瞬く間にびっしり埋まった。タニマチ筋からのお座敷の声もひっきりなしだったでしょう。もともと稽古熱心ではないという評判があるうえに、次代の横綱候補として土俵外で大忙し。満足な稽古ができたかどうか」

 実際、5月26日の先場所千秋楽後、6月2日には地元・石川県で行われた優勝祝賀会に出席すると、16日には名古屋で相撲とバスケットボールのBリーグ名古屋との合同イベントに参加。名古屋場所初日の1週間前となる今月7日には、これも地元の石川県・津幡町で優勝祝賀パレードが行われる。6月4日に再開した稽古前には、先場所後に二所ノ関部屋から独立した部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)と力士8人の引っ越しもあり、バタバタすると同時に部屋の指導体制、稽古相手など環境も変わった。

 この日、愛知県安城市の二所ノ関部屋で会見した新関脇大の里は、「大事な場所になる。上に目指すものがある。しっかり結果を残して、喜んでもらえるように頑張りたい」と話したが、大関へのハードルは低くはない。

  ◇  ◇  ◇

 本文中でも触れている大の里の稽古態度について、「師匠の二所ノ関親方が見ている前で、堂々と稽古をサボることもあるくらい。師匠は苦い顔をするものの、部屋の出世頭だからか強くは言わない」とは角界関係者だ。

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