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岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月2日 9時26分

 藤本コーチの走塁判断を巡っては、6月18日の日本ハム戦の際にも苦言を呈していた。

 五回1死満塁、代打原口の右邪飛で三塁走者の森下が本塁タッチアップを自重。これに岡田監督は、「簡単やんか、『行け』言うたら終わりやんか。行くか行かんかやんか、走塁なんか。行く勇気がないわけやろ、結局は。コーチも行かす勇気がないんやろ、藤本が止めてるんやろ」と、名指しで叱責した。

 30日は投手コーチにも怒りの矛先が向けられた。5-1で迎えた八回、中継ぎの桐敷、漆原、岩崎を立て続けにマウンドへ送ったものの、この回5点を失い、逆転負けを食らった。

 岡田監督は桐敷の次にセットアッパーのゲラを投入するつもりだったそうだが、ブルペンが準備していたのは漆原だった。

「『ゲラいくぞ』と言ったら『漆原しかやってません』て。信じられへんわ。びっくりしたわ。いつも言ってるやろ、出し惜しみはあかんて。ほんま分からん。ひどいな」

 と、安藤、久保田両コーチをケチョンケチョンである。

 岡田監督の指摘はもっともだとしても、マスコミを通じて「公開処刑」されたコーチはたまったものではないだろう。

■岡田監督への不信感がチーム内で増幅する可能性も

 ファンやマスコミの人気、注目度が高い阪神の中でも、岡田語録はキラーコンテンツ。「おーん」などの独特な言い回しや、歯に衣着せない発言をメディアはこぞ挙って取り上げるなど、影響力は大きい。

 ネット上では「岡田監督の言うことはもっとも」と支持する声がある一方、「結果論でコメントしたらコーチや選手は気の毒」「さすがに言い過ぎ」と否定的な意見も増え始めている。

「フロントも困惑しているはずです」と、在阪の放送関係者がこう続ける。

「岡田監督はフロントにコーチのテコ入れを要望している、との話も聞こえてきます。とはいえ、岡田監督は就任時に指導者の育成を託され、昨オフは本人の希望もあって、一、二軍の全コーチが続投した。にもかかわらず、怒りに任せてシーズン中にコーチを入れ代えようものなら、コーチはますます委縮し、岡田監督への不信感がチーム内で増幅する可能性もある。チームの雰囲気が悪化しかねません」

 岡田監督による梅雨の大暴走…。昨年日本一の阪神が空中分解の危機に直面しているといえそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 岡田監督は今季が二年契約の最終年。昨季の実績からして続投がスジだろうが、状況はそれほど単純ではないようだ。いったいなぜか。

●関連記事【もっと読む】…では、岡田監督の去就を作用する「複雑事情」について詳しく報じている。

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