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警察官を装い緊縛ヤリ逃げした61歳“立ちんぼ狩り”の手口 SNSでは「刃物男」と呼ばれていた

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月4日 9時26分

警察官を装い緊縛ヤリ逃げした61歳“立ちんぼ狩り”の手口 SNSでは「刃物男」と呼ばれていた

難波正秀容疑者は女性を結束バンドで縛り、脅迫(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 警察官に成り済ました「刃物男」は、自作の「逮捕状」を立ちんぼに見せて脅し、報酬を支払うどころか現金を奪い取り、挿入までしていた。

 東京・歌舞伎町の大久保公園付近の路上で、客待ちしていた20代女性に性的暴行を加えたとして、警視庁捜査1課は2日までに不同意性交の疑いで東京・三鷹市の理容師、難波正秀容疑者(61)を再逮捕した。

 難波容疑者は昨年7月20日未明、大久保公園周辺にいた女性に「金を払うからホテルに行こう」と声を掛け、ホテルに向かった。部屋に入り、ドアをバタンと閉めると、いきなり態度を豹変。ゴム製のオモチャのナイフを女性に突き付け、自作の逮捕状を取り出して「このまま逮捕だから。オレの言うことを聞くなら見逃してやる。聞かないと殺す」と脅迫。結束バンドで女性の体を縛り、動けないようにして財布から現金数万円を抜き取り、そのまま女性を陵辱した。

「難波は女性のカバンから身分証明書を取り出し、名前と連絡先を知るため、スマホで撮影。その場で紙に署名までさせていた。女性は怖くて抵抗できず、難波にされるがままだった。事を終えるとようやく緊縛を解かれ、1人で帰宅し、新宿署に被害を訴えた」(捜査事情通)

 今年5月、難波容疑者は同様の手口で別の20代女性から現金数万円を奪い、性的暴行を加えたとして先月11日、強盗と不同意性交容疑で逮捕されていた。

■マスク・眼鏡・かつら…ナイフを持ってウロウロ

 難波容疑者は立ちんぼたちも違法行為をしているため、被害を訴える可能性は低いと思い込んでいたようだが、SNS上には昨年夏ごろから<大久保公園周辺で刃物男が女性を脅している>と被害を訴える投稿が複数あった。「大久保刃物男」として名前がすぐに広まり、マスクに眼鏡姿でかつらをかぶり、ナイフを持って辺りをウロウロする姿がたびたび目撃され、写真もアップされていた。

「難波の自宅やバイクから『逮捕状』『売春防止法違反』と自筆で書かれた偽の逮捕状や警察手帳のレプリカ、模造ナイフなどが押収された。警察への被害の訴えは数件ですが、SNSではそれ以上の被害者がいるようなので、被害届を出していない女性もいるのでしょう」(前出の捜査事情通)

 調べに対し、「まったく覚えていません」と容疑を否認している。

 理容師として客の評判は上々だったようだが、被害を訴えづらい立ちんぼをターゲットにし、体を売って稼いだ金まで巻き上げるとは、卑劣極まりない。

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